山形で「みそ汁教室」 コロナの前は年に一度、親子で山形県白鷹町を訪問した。 娘は、小学生たちにみそ汁の作り方を教えた。 子どもたちに豆腐の切り方を教える(2018年7月22日) はなちゃんのみそ汁教室。 かつお節を削る(2018年7月22日) 「みそ汁教室」…
佐伯の「しばっち」 2年前、長年勤めた佐伯市役所を早期退職し、「志縁や」という飲食店を始めた男がいる。 「志縁や」では、ソフトクリームやおはぎ、焼きそばなどを販売している。 オーガニックにこだわったソフトクリームの商品名は「運呼(うんこ)ソフ…
玄米、みそ汁、納豆、糠漬け、梅 千恵のブログを読み返し、毎日3食、梅を食べるようになった。 梅湯を飲んで、4キロ走る。 朝と昼の献立は、玄米、みそ汁、納豆、糠漬け、梅。 夜は、梅入りの麦焼酎お湯割りを飲みながら、好きな料理を適当につまむ。 発酵食…
「つきさん」の遺言 「元気そうでよかった」 「もっと、落ち込んでいるかと思っていた」 15年前、僕は人前では、悲しみを隠していた。 だから、表面上は、そう見えたかもしれない。 だが、それを見抜いて、酒や食材を持って訪ねて来る仲間たちがいた。 千恵…
疲労回復、熱中症予防などに効果的 寝起きに白湯を飲んでいる。 健康的だが、味気ない。 飲みながら、ふと気づいた。 そうだ、梅を入れてみよう。 マグカップの中に梅を1個落とし、熱々のお湯を注ぐ。 箸で梅をつぶして、ゆっくり飲む。 実にうまい。 酸っぱ…
死ぬことは生きること 僕が死んだら、遺骨は、千恵が眠る糸島の墓に入れるよう娘に頼んでいる。 骨壷は、佐賀の陶芸家、川本太郎さんに作ってもらう。 残された家族に迷惑をかけないように、エンディングノートの準備もしよう。 しっかり、死と向き合ってみ…
男湯で娘がとった行動 温泉で、娘と一緒に男湯に入ることがあった。 非日常の場所に踏み込んだ4歳児の心は読めない。 娘が男湯で突拍子もないことをやり始めるのだ。 「もう、勘弁してくれ」と言いたくなるような娘の行動。 あのときは困り果てたが、今は思…
義父から学んだ自然体 何があっても悲観せず、楽観せず、現実を冷静に受け止める。なかなか難しいことだが、日々、自然体でいることを心掛けようと思っている。手本としているのが、亡き妻千恵の父、松永和則(享年56)である。 18年前に亡くなった義父は、…
由布院玉の湯 千恵は大分県の由布院温泉が大好きだった。 恩師の別荘があったため、学生時代は友人たちと、よく旅行に出掛けたらしい。 25歳で乳がんの手術をしたこともあって、結婚後は温泉に行く機会が減った。 由布院にも、家族3人で行ったことがなかった…
どんなに小さな心配事でも 妻は体に異常を感じても、僕に報告しないことが多くなった。 心配させたくなかったのだろうが、 「しまった」と思ったときには手遅れになることだってある。 骨と肝臓に転移が見つかった時もそうだった。 「肝臓の辺りを手で触った…
音楽を通して故人を偲ぶ 娘に歌う姿を見せておきたかったのだろう。 闘病中の千恵は歌うことを決意した。 2007年10月20日、「いのちのうた」。 今も年に一度、福岡市・親不孝通りのライブハウスで開催している音楽イベントだ。 2006年1月、骨肉腫で亡くなっ…
彼女の顔を思い浮かべ 昨日、高校時代の友人と遊びに出かけていた娘から、うれしいメッセージがLINEで届いた。 その友人が、僕のブログを毎日読んでくれているというのだ。 先日投稿した「そこにいるだけでいい」(8/3)を読み、「めっちゃ泣いた」そうだ。 …
天然素材のストールに着目 妻千恵が、ナベルビン(抗がん剤)を点滴で投与するようになって、脱毛はなくなった。 だが、毛髪は短いまま。 亡くなるまで、長く伸びることはなかった。 つらかっただろうと思うが、そのことを悔やんだり、不満を口に出すことは…
レシピ本の妄想膨らむ 娘が小学生の頃、「何が食べたい?」と聞くと、いつも返事は「おにぎり」。 おかげで、パパは冷蔵庫の残り物で幾種ものアレンジおにぎりを作れるようになった。 ボリューム満点。娘作「肉巻きおにぎり」(2015年2月27日) 娘も、自分で…
リハーサルに遅刻 2001年8月5日、僕たちは、カトリック古賀教会で結婚式を挙げた。 式当日は、トラブル続きだった。 午前中、僕はテレビのアビスパ福岡の特別番組にかじりついていて、結婚式のリハーサルに遅れてしまった。その上、自分の指にはめる結婚指輪…