はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

良いお年をお迎えください

常福寺で餅つき 恒例の餅つきで2022年を締めくくりました。 汗びっしょり(2022年12月30日) 娘たちはコートを着たまま(2022年12月30日) はなちゃんの餅、完成(2022年12月30日) つきたてはおいしいね(2022年12月30日) 薪で餅米を蒸す(2022年12月30日…

食卓を囲む家族の風景

来春公開が目標 2年半ぶりに大分県佐伯市の後藤家を訪問した。 東京から帰省する長男の希一君を取材するためだ。 家族で食卓を囲む風景を撮影させてもらった。 実家に到着した希一君。車から降り、向かったその先は‥(2022年12月29日) 祖父母に挨拶(2022年…

映画に登場した子どもたちの「今」

撮影しながら「生きる」を学ぶ きょう(12/29)は、大分県佐伯市で撮影だ。 先月から、映画「弁当の日」に登場してくれた子どもたちの「今」を追っかけながら、短編ドキュメンタリーを製作している。 彼らの成長には驚かされる。 不登校だった夏紅斗君は、思…

人間ドックで安心得る

妻を看取った病院で 14年前に妻の千恵を看取った福岡市内の病院で、人間ドックを受診した。 身内を亡くした病院での検査は縁起の良いものではない。 だが、知人がこの病院で早期の胃がんを見つけ、一命を取り留めたとの話を聞き、2016年から毎年受けるように…

人はそこにいるだけで価値がある

「生の反対は何だと思う?」 15年前、助産師の内田美智子先生から、こう問われたことがある。 僕が「死ですか」と答えると、内田先生は首を横に振った。 「私は死じゃないと思う。生の反対は『生まれないこと』。生まれたものにしか『生』も『死』も存在しな…

お金では買えないものの大切さ

弁当箱に詰め込んだメッセージ 今年、娘はサンタさんへの手紙を書かなかった。 10代最後のクリスマスだったのに。 hanamisosoup.com クリスマスは、贈り物の形をした愛情や思いやりを交わす日でもある。 そして、何よりも、娘の喜ぶ顔が見たい。 実は、3カ月…

娘が旅行で不在のクリスマスイブに

クリぼっち回避 以前の僕は人に迷惑をかけない、自立こそが大切と考えていました。 でも、死別を経験し、人は人と支え合っていないと生きていけない、完全に自立した人間などいないということに気づきました。 今では娘に「一生涯付き合える友達を見つけなさ…

咀嚼(そしゃく)のすすめ

「噛むことは、命の貯金やで」 「何を食べるか」に注目が集まりがちだが、「どう食べるか」も大切。 噛むことは生きること。 咀嚼は、胃腸の働きを助け、歯の病気を予防し、脳の機能を高め、肥満防止に役立つ。 妻は生前、食事指導を受けていた元正食協会会…

日本一甘いニンジン(当社比)

菌ちゃんふぁーむ 1年中スーパーに並んでいる西洋ニンジン。 旬が年に2回ある。 「春夏ニンジン」が4月から7月。 「冬ニンジン」は10月から12月。 特に冬ニンジンは甘みが強く、栄養価が高い。 おすすめしたいのは、吉田俊道さん(菌ちゃんふぁーむ)の無農…

ゆるゆるがいいね

「台所に立つ子どもたち」のその後 忙しくなってきた。 映画「弁当の日」自主上映会が全国で増えてきたのだ。 上映に併せて、アフタートークを依頼されることも多い。 先月は北陸、今月は沖縄、来月は大分で上映後のトークイベント。 今、大分上映会(2023年…

あれば困るが、ないと寂しい

ツリーがないクリスマス わが家でクリスマスツリーを飾らなくなって何年になるだろうか。 千恵の遺品を整理した際、実家の近くの幼稚園に引き取ってもらった。 あれば保管場所に困るけど、なければ寂しい。 さて。 ポチッとするか、どうしようか。 困ったも…

仲間とウイスキーを飲みながらウクレレ演奏を楽しむ年末の夜

「生きる」が愉快に 悲しみを抱えたまま、生きていくにはどうすればいいのか。 喪失の後に訪れる悲嘆から抜け出そうと。 14年前、僕は妻が遺してくれた音楽を始めた。 悲嘆から抜け出すことはできなかったけど、 生きることが愉快になった。 ギター、三線、…

最初に好きになったものを愛し続ける

「ボンカレー」と「金ちゃんヌードル」 沖縄県糸満市で開催した映画「弁当の日」の上映会(シャボン玉石けん主催)には、200人以上が参加。大盛況だった。 滞在中の沖縄は20度近い気温だったが、帰りの機内から福岡を見下ろすと、雪が舞っていた。 夕食は、…

「弁当の日」と「はなちゃんのみそ汁」

糸満市で上映会と親子トーク(12/17) 沖縄県糸満市の「くくる糸満」大ホールで、映画「弁当の日」の上映会が開かれました。 主催は、シャボン玉石けん(本社・北九州市)。 上映後は、娘とトーク。 「弁当の日」と「はなちゃんのみそ汁」の関係性について語…

会いたい人

「ぼっちら、ぼっちら」 毎年、年末に果物を送ってくれる男性がいる。 勤めていた会社の先輩、野中さん。 野中さんは、70代独身。 若い頃は、仕事をバリバリやっていた。 アマチュアスポーツの人脈がすごく、取材では随分お世話になった。 酒も一緒にいっぱ…

クリスマスを前に思う

どう生きるかを考える まもなくクリスマス。 イブは祈ろう。 亡くなった大切な人たちを思いながら。 そして、これからどう生きるか。 遺影に向き合い、静かに考える日でもある。 がん再発の直前。はなが母乳を飲まなくなった(2003年11月21日) クリスマスイ…

うれしかった 娘のひと言

博多のソウルフード 博多駅に娘と買い物に行った。 ランチは、あの店に決めていた。 予備校生時代(水城学園)、僕の胃袋を満たしてくれた「ふきや」。 名物のお好み焼きは分厚く、表面はカリッカリ。 自家製マヨネーズでいただく博多のソウルフードでもある…

やさしさに包まれたなら

「お前、何とかしちゃれ」 ある人に、「いのちのうた」の打ち上げの写真を送った。 すぐに返信があった。 「24日の夜は、クリぼっちなんか?」 打ち上げの夜、その人にクリスマスイブは娘が家にいないことを話した記憶がある。 気にしてくれていたんだ。 そ…

僕がドキュメンタリー映画を撮った理由

「弁当の日」と「はなちゃんのみそ汁」の関係性 小学館の子育てサイト「HugKum(はぐくむ)」に映画「弁当の日」が紹介されました。 hugkum.sho.jp 妻は自分が病気になり、つらい思いをし、その困難を乗り越えようとしました。結局、自分の病気は克服できな…

お寺で上映会とかつお節削り

指導は「枕崎鰹節大使」 北九州市若松区の常福寺でドキュメンタリー映画「弁当の日」の上映会を開催。 アフタートークの後、子どもたちとかつお節を削りました。 映画「弁当の日」上映会&かつお節削り講座 日時:2022年12月11日(日)午前11時 場所:北九州…

あの人に会えた忘年会

気さくで男前な松井アナ 年の瀬と言うには、ちょっと早い12月10日。 高校の同級生、先輩らで忘年会を計画し、鉄板焼き「童童(わらべ)」で飲んだ。 このメンバーはいかん。 羽目を外すのは容易に想像できたが、やっぱり痛飲してしまった。 お好み焼きを食べ…

友人家族と忘年会

はなとひな 2人は同級生。 小学生の頃から仲良し。 誕生日も同じ。 はなとひな(2022年12月9日) ひなの家族と六本松の「焼肉かわむら」で忘年会。 みんな、牛タンが好き(2022年12月9日) みんな、酔ってます(2022年12月9日) 左から、ひなママとひなパパ…

娘の運転記念日

いいことがあるといいね 娘と娘の親友しおりちゃんと3人で夜のドライブ。 車の運転は、免許を取得したばかりの娘。 最初に助手席に乗るのはパパと決めていた。 おぎゃーと生まれて19年と10カ月。 とうとう、この日が来たんだね。 2022年12月8日 youtu.be 来…

カツラを外す勇気と決断力

「ベリーショートもいけるやろ」 カツラは着け始めるときに勇気と決断力を必要とする。 しかし、それ以上に外すときの方が勇気と決断力が必要とされる。 千恵は潔かった。 「私、ベリーショートも結構いけるやろ」 2007年夏、そう言って、カツラをやめた。 …

その命、いらないのなら私にください

妻のつぶやき 人を殺めて、罪を償うことなく、自分の命を自ら絶つ。 そのような自殺報道に直面したときの千恵のつぶやき。 覚悟を決めているかのように、僕には聞こえた。 「その命、いらないのなら私にください」 千恵の通夜。展示された母娘の写真(2008年…

乳がんと出産

「子どもは無理」と言われていたが・・・ 2002年6月22日朝、千恵が妊娠していることが分かった。 抗がん剤治療を終えて1年3カ月が過ぎていた。 薬の副作用で「子どもは無理」と言われながらの奇跡的な妊娠。 だが、実は、がん患者にとっては出産はリスクが高…

ライブの余韻に浸りながら三宅さんのすごみを感じる

ぼーっとしてます 昨日、娘が僕に言った。 「毎年、いのちのうたの翌日は何も予定を入れないようにしてる」 それがいい。 実際、僕は寝てばかりだった。 朝は、コンビニおにぎりを食べた。 夜は、トマト鍋を頑張って作ってはみたものの、食べる気力もなかっ…

みんな元気になった

にぎやかな法事 長い期間、準備を進めてきた妻の追悼コンサート「いのちのうた」が終了した。 幸せな時間は、あっという間だった。 今朝、目が覚めると、いくつかのメッセージが届いていた。 北の地から福岡の会場に駆けつけてくれた友人は、「めちゃくちゃ…

パパの裸芸はありません!

シンゴ100% 僕は素っ裸に蝶ネクタイでステージに立っていた。 そして、股間を銀のお盆で隠していた。 後ろで梶浦さんがドラムを「ダダダダダ」と叩いている。 「ジャーン」とシンバルの音がした瞬間、僕はお盆をひっくり返した。 MCの大ちゃんが会場に向かっ…

サッカーとロック

心がひとつになったとき サッカーとロックは似ている。 選手とサポーターの一体感。 ミュージシャンと観客の一体感。 心がひとつになったとき、最高の結果と満足感が得られる。 撮影:chiyori 昨年の「いのちのうた」の打ち上げ(2021年11月20日) いよいよ…