はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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亡き妻が娘に託した「家族の再生」

みそ汁に込められたメッセージ 台風10号が過ぎ去り、九州北部は青空が広がった。 少しだけ秋の気配を感じる8月最後の日。 いつものように午前5時に起床。 妻の遺影に手を合わせる。 彼岸が近いからだろうか。 今さらだが、「どうして、君が先なんだ。順番が…

娘の彼氏はメンタル強め

「食べていい」とは言ってない 寿司を食べるならば、娘をアルバイトで雇ってくれている店に行くと決めている。 くるくる回るアレではない。一軒家の隠れ屋のような小さな店だが、魚や酒、器、大将の腕も何もかもが本物だ。 娘の彼氏、ねすたは家庭教師のアル…

アルバイト先から食べ物をもらってくる娘

してあげたくなるタイプ 娘が、先日のウナギの蒲焼きに続いて、今度は毛ガニをアルバイト先から持ち帰ってきた。「パパ、カニ好きでしょ。ひとりで全部食べていいよ」と娘。毛ガニなんて何年ぶりだろうか。買えば、5,000円以上はするであろう高級食材。滅多…

コストコのユーザーに最適と思われる冷蔵庫

大容量の冷凍庫 お盆前から、冷蔵庫の調子が悪かった。 製氷機の動きが鈍く、缶ビールが冷えない。 わが家の冷蔵庫はパナソニック製の550リットル。 型番を確認すると、2010年製だった。14年。ぼちぼち寿命なのかもしれない。 妻を亡くして2年目の夏だった。…

寝たきりの日に娘と彼氏が用意してくれた晩ご飯

心とお腹が満たされた夜 腰が痛くて、寝たきりの日が続いていた。 ライブの動画撮影で2日間、中腰のままだったことと長時間の編集作業が原因かもしれない。夕食の支度をする時間だったが、何もしたくなかった。腰の痛みは気力も奪った。 ベッドに横になって…

料理のリクエストに即座に応じる実家の母

お盆の食卓 「ばあばの唐揚げが食べたい」 妻の墓参りの帰り道、娘の発案で福岡県宮若市の実家に向かった。 高速道路を西から東に走って約1時間。 実家に到着すると、僕と娘の好物が食卓に並んでいた。 「あんたたちがお盆の間に来て食べるやろうと思って、…

今さらジロー

興奮気味に「全マシ」注文 ずっと前から行きたかった二郎系。博多の豚骨ラーメン店ならば、お初の店でも緊張しないのだが、東京発の二郎系は何となくアウエー感があり、1人で入店できなかった。注文の方法や暗黙のルールがあることも、足が向かいにくい理由…

母が考案したコーヒーの淹れ方が斬新だった

気持ちに感謝 「あんた、食後はコーヒーを飲むやろ。豆を買うとるけん、淹れちゃろうね」 実家に帰省した先日、母がコーヒーを淹れてくれた。 初めて見たかもしれない。 とても、斬新な淹れ方だった。 ドリッパーが必要ということを母は知らなかった。フィル…

門外不出のレシピ公開

病みつきになるおいしさ 「産直市場に持ち込んだら、どげんやろかね。こりゃ絶対売れるばい」 その料理を口いっぱいにほお張って、何度、同じせりふをつぶやいただろうか。福岡県宮若市に住む母(84)手製の「ちらしずし」。一度食べると誰もが病みつきにな…

夜中であろうとご飯を食べに来るマイペースな娘の彼氏

帰ってくるんかい! その日の朝、僕は娘の彼氏、ねすたに確認した。 「今日の晩ご飯、どうする?」 「サッカー部の遠征で遅くなるので、自分の家に帰ります」 彼は確かにそう言った。 だから、夕食は用意してなかった。 ところが、夜、ねすたは、わが家に戻…

娘の彼氏のリクエストで人気のファミレスに行ってみた

見える世界が変わる 「今夜、何が食べたい?」 僕の問いに娘の彼氏ねすたは、こう答えた。 「久しぶりに、サイゼの辛味チキンが食べたいです」 「サイゼ」とは、圧倒的安値とコスパの良さで知られるファミリーレストラン「サイゼリヤ」のこと。幅広い世代に…

娘の彼氏がパスタ料理を作る理由

台所に立つことは尊い 娘の彼氏ねすたが、僕に手料理を作ってくれた。以前、わが家でカップ焼きそばを調理したことはあったが、ちゃんとした料理は初めてだった。 その日のメニューは「ホウレンソウとベーコンのペペロンチーノ」。 驚いた。カップ焼きそばの…

ドラッグストアで見つけた「ばあばの味」

プリンの素 最近のドラッグストアは何でもある。 薬以外のものを買うことのほうが多いぐらいだ。 先日、コイン型のリチウム電池が切れたので、自宅近くのドラッグストアに買いに行った。 ついでに、食品売り場で夕食の買い物をしていたところ、「プリンの素…

老後は「娘の七光り」で生きていく

お気に入りの惣菜パイ 最近、娘が毎日ブログを投稿し続けている。 アクセス数を聞いて驚いた。 もう、立派なブロガーである。 老後は「娘の七光り」で生きていこう。 あらためて、そう思った。 さて、きょうは、娘が投稿した「アップルパイの応用編」をリブ…

存在感増す娘の彼氏が作った焼き物

ねすたの「お玉置き皿」 娘の彼氏、ねすたが作った焼き物が、わが家で存在感を増してきている。 hanamisosoup.com 今朝、みそこしを置いてみたら、これも見事にはまった。 不思議なものだ。 不格好と思っていた皿が、こうしてみると、見た目がいい。 見た目…

食事の時間を守れず、娘に叱られる彼氏

夕食時間は午前4時44分 朝、台所に行くと、食器がきれいに洗ってあった。 つまり、昨夜の夕食は食べたということか。 娘の彼氏ねすたのことである。 彼は今、大学の試験中。 毎晩遅くまで、大学の図書室で勉強に打ち込んでいる。 集中すると、時間を忘れてし…

遠方の友人を連れて行きたい福岡の個性的なうどん店

つゆの表面には脂の膜 5時起床。妻の遺影に手を合わせて、掃除、洗濯、メールのチェック。 ふだんは、6時半ごろから朝食の支度をするのだが、きょうは早朝、車を運転し、以前から行きたかった場所に向かった。 目的地は、福岡市東区箱崎の「うどん箱太郎」。…

うな重から垣間見える人生哲学

博多の老舗「吉塚うなぎ店」 年に2回ほど、うなぎを食べに行く。 自分へのご褒美だ。 行く店は、だいたい決まっている。2回のうち1回は、福岡市・中洲の「吉塚うなぎ屋」。創業明治6年、博多の名店である。 いつも注文するのは、「特うな重(6切れ)」。表…

汚名返上のために料理の腕を磨いた娘の彼氏

娘の発案「お家で居酒屋」 娘の発案で、自宅を居酒屋に見立てて夕食を楽しもう、ということになった。 「パパは“お客さん”」という設定だ。素晴らしい企画である。 料理人は、娘と娘の彼氏ねすた。先日、ねすたは即席麺のソース焼きそばを作ってくれたが、失…

四日市の主婦に気づかされた今後の生き方

「生きる力」を子どもたちに 三重県四日市市での「弁当の日」上映会と講演を終えた翌朝、僕はホテルを出て帰路についた。新幹線に揺られながら、これからの生き方を考えた。 あと5年ぐらいしたら、趣味のカメラとウクレレを楽しみながらのんびり暮らそう。実…

娘の彼氏に食べさせる料理のことを考える日々

自分をほめてもいいですか 娘の彼氏ねすたは、年間を通じて、ほとんど、わが家で過ごしている。 その理由がうれしい。 パパの手料理が気に入っているらしいのだ。 昨夜、ねすたは家庭教師のアルバイトを終えて帰宅。 彼の好きなホタテの冷製パスタを作った。…

娘の彼氏がソース焼きそばを作ってくれた

抱腹絶倒の夜食タイム 娘の彼氏ねすたが、僕にソース焼きそばを作ってくれた。 寝る前の即席麺だが、関係ない。 その気持ちがうれしい。 パパは「ペヤング」。ねすたは「どん兵衛きつねうどん」。 亡き妻もきっと許してくれるだろう。 調理をしながらボケま…

麺を食べながら寝る娘

17年前の食卓でも 娘のはなと彼氏のねすたが、アルバイトから帰宅する時間はいつも遅い。若いとはいえ、学業と仕事の両立させるには体力勝負。食がおろそかにならないように、栄養たっぷりの夕食を用意するように心がけている。 先日、買い置きしていた牛バ…

娘と彼氏に高級アイスをねだられる

10円アイスを食べていた昭和の時代 夜、娘と娘の彼氏と3人で外食した帰り道。 ほろ酔い気分で「ちょっと、コンビニに寄ろうか」と言ったのがいけなかった。 高級アイスをねだられた。 あーそうやった。忘れていた。 2人を連れてコンビニに行くと、いつもこう…

はなとねすたと時々ぱぱ

ボンゴレを独り占め ブログ名を今日の記事タイトルに変更しようかって思うほど、娘の彼氏が頻繁に登場するこの頃。はなとねすたは楽しそうだし、読者の皆さんも好意的に受け止めてくださっているようなので、このペースで続けていくことにした。 昨夜は3人で…

父、娘の説教に反論できず

噛むことは生きること 深夜、吐き気を伴う腹痛で、トイレに駆け込んだ。 トイレから出て、床に横たわっていると、物音に気づいた娘が起きてきた。 娘は心配そうな表情で僕を見つめた。 「最近、ちょっと多いんじゃない」 実は、今年で4回目だった。 そのうち…

亡き妻が娘に遺した言い伝え

一粒の米の中には七人の神様がいる 久しぶりに、和風だしのパエリアを作った。 娘の彼氏、ねすたがたくさん食べてくれた。 パエリアを食べたのは、人生で初めてだったらしい。 作り手として、これほど、うれしいことはない。 食事中、娘がパエリアを皿に盛り…

パパが喜ぶ味を熟知している娘

夜更けに食べた娘の手料理 「今夜、ちょっと帰宅が遅くなるけど、起きててね。パパに食べさせたいものがあるから」 ハイボールを飲むと、すぐに眠くなる。 だが、娘に「起きてて」と言われれば、待つしかない。 何を食べさせてくれるのだろうか。 眠い目をこ…

娘の彼氏が亡き妻にしてくれたこと

感謝の牛タン 「母の日」の12日、大量の牛タンを買いに、車で郊外の大型スーパーに出かけた。 帰宅し、夕食の準備をしていると、娘がニコニコしながら近づいてきた。 僕が外出している際、娘の彼氏、ねすたがこんなことを言ったそうだ。 「きょうは『母の日…

寝坊した朝はお手軽バーガー

調理時間は5分 寝坊してしまった。 ご飯を炊いてない。 みそ汁の具材も切れている。 娘は早出のアルバイト。 今からじゃ、間に合わない。 そんなとき、バーガー用のバンズがあれば何とかなる。 娘の弁当用に冷凍していたフライドチキンをレンジでチン。 ソー…