はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

                                               仕事の依頼・問い合わせ                                      

俺たちは家族だ!

シークレットゲスト 大分市で開かれた映画「弁当の日」上映会のシークレットゲストは、 映画に出演してくれた子どもたちでした。 主催:こくみん共済coop大分推進本部 一番喜んでいたのは竹下先生(2023年1月28日) 竹下先生は「みなさんを家族のように思っ…

今年最初の大仕事

贅沢な時間 昨夜は、大分市の飲食店で、ある人と打ち合わせだった。 しばらくの期間、コロナ禍で会えなかった。 「弁当の日」提唱者の竹下和男先生。 がっつりと3時間、料理を食べながら、濃い話を聞かせていただいた。 贅沢な時間だった。 竹下先生は、どん…

あれだけ嫌だったのに・・・

今は楽しい講演会 明日(1/28)は、大分のでっかいホールで上映会とトーク。 あれだけ嫌だった講演が、今は本業のようになっている。 不思議じゃのう。 かつて、「なんだこいつ。ぶすっとしやがって」と不愉快に思われた皆さま。 ごめんなさい。 以下、妻の…

忘れられない食の記憶

刺身の食べ方 19歳男子は刺身が好き。 ならば、うまい魚を食べさせてやろう。 吹雪の中、娘と男子を連れて近所の居酒屋に向かった。 サッポロ黒ラベルを飲みながら、待つこと10分。 刺身の盛り合わせが運ばれてきた。 ヒラメ、マグロ、イカ、赤貝・・・。 19…

「いじめ自殺」と「弁当の日」

台所は「想像力」を養う格好の場 1996年1月、福岡県内のある中学校の男子生徒が、いじめを苦に自殺した。 当時、僕は西日本新聞久留米総局の記者で事件と司法を担当していた。 その中学校には、何度も取材に通った。 少年が亡くなった後、学校は「いじめはな…

独立宣言弁当〜失敗にくじけないたくましさを育てる

それは「大人になりたい」という子どもの本能 「弁当の日」の提唱者、竹下和男先生の著書「『ごちそうさま』もらったのは“命”のバトン」(自然食通信社)には、弁当作りを経験した子どもたちのさまざまなエピソードが収録されている。 僕が講演で毎回紹介す…

成人の日を迎えて

天から授かった命 今日は成人の日。 はなが生まれて20年。 よくぞ、ここまで育ってくれたと思う。 このブログを始めた理由が「最後の子育て」。 そんなふうに、かっこつけていたけど、 実はもう、パパの役割はほとんど終わったような気がしている。 大学生活…

「エコかっこいい」にもほどがある

鍋フェチだった妻 わが家のキッチンは、鍋がやたらと多い。 千恵は自称「鍋フェチ」。 人気ブランドのバッグやアクセサリーには全く興味を示さず、誕生日に「新しい服、買ってあげようか」と尋ねても「鍋がほしい」と答える人だった。 先日、鍋の個数を数え…

うそつきはなさん

あけましておめでとうございます 昨年の正月、娘は実家でこう言いました。 「来年は、はながじいじとばあばに雑煮を作ってあげるね」 そして、迎えた2023年元旦。 ばあばが作った雑煮(2023年1月1日) 忘れていたそうです(笑) 黒豆(2023年1月1日) お屠蘇…

良いお年をお迎えください

常福寺で餅つき 恒例の餅つきで2022年を締めくくりました。 汗びっしょり(2022年12月30日) 娘たちはコートを着たまま(2022年12月30日) はなちゃんの餅、完成(2022年12月30日) つきたてはおいしいね(2022年12月30日) 薪で餅米を蒸す(2022年12月30日…

食卓を囲む家族の風景

来春公開が目標 2年半ぶりに大分県佐伯市の後藤家を訪問した。 東京から帰省する長男の希一君を取材するためだ。 家族で食卓を囲む風景を撮影させてもらった。 実家に到着した希一君。車から降り、向かったその先は‥(2022年12月29日) 祖父母に挨拶(2022年…

映画に登場した子どもたちの「今」

撮影しながら「生きる」を学ぶ きょう(12/29)は、大分県佐伯市で撮影だ。 先月から、映画「弁当の日」に登場してくれた子どもたちの「今」を追っかけながら、短編ドキュメンタリーを製作している。 彼らの成長には驚かされる。 不登校だった夏紅斗君は、思…

お金では買えないものの大切さ

弁当箱に詰め込んだメッセージ 今年、娘はサンタさんへの手紙を書かなかった。 10代最後のクリスマスだったのに。 hanamisosoup.com クリスマスは、贈り物の形をした愛情や思いやりを交わす日でもある。 そして、何よりも、娘の喜ぶ顔が見たい。 実は、3カ月…

娘が旅行で不在のクリスマスイブに

クリぼっち回避 以前の僕は人に迷惑をかけない、自立こそが大切と考えていました。 でも、死別を経験し、人は人と支え合っていないと生きていけない、完全に自立した人間などいないということに気づきました。 今では娘に「一生涯付き合える友達を見つけなさ…

咀嚼(そしゃく)のすすめ

「噛むことは、命の貯金やで」 「何を食べるか」に注目が集まりがちだが、「どう食べるか」も大切。 噛むことは生きること。 咀嚼は、胃腸の働きを助け、歯の病気を予防し、脳の機能を高め、肥満防止に役立つ。 妻は生前、食事指導を受けていた元正食協会会…

日本一甘いニンジン(当社比)

菌ちゃんふぁーむ 1年中スーパーに並んでいる西洋ニンジン。 旬が年に2回ある。 「春夏ニンジン」が4月から7月。 「冬ニンジン」は10月から12月。 特に冬ニンジンは甘みが強く、栄養価が高い。 おすすめしたいのは、吉田俊道さん(菌ちゃんふぁーむ)の無農…

最初に好きになったものを愛し続ける

「ボンカレー」と「金ちゃんヌードル」 沖縄県糸満市で開催した映画「弁当の日」の上映会(シャボン玉石けん主催)には、200人以上が参加。大盛況だった。 滞在中の沖縄は20度近い気温だったが、帰りの機内から福岡を見下ろすと、雪が舞っていた。 夕食は、…

うれしかった 娘のひと言

博多のソウルフード 博多駅に娘と買い物に行った。 ランチは、あの店に決めていた。 予備校生時代(水城学園)、僕の胃袋を満たしてくれた「ふきや」。 名物のお好み焼きは分厚く、表面はカリッカリ。 自家製マヨネーズでいただく博多のソウルフードでもある…

僕がドキュメンタリー映画を撮った理由

「弁当の日」と「はなちゃんのみそ汁」の関係性 小学館の子育てサイト「HugKum(はぐくむ)」に映画「弁当の日」が紹介されました。 hugkum.sho.jp 妻は自分が病気になり、つらい思いをし、その困難を乗り越えようとしました。結局、自分の病気は克服できな…

お寺で上映会とかつお節削り

指導は「枕崎鰹節大使」 北九州市若松区の常福寺でドキュメンタリー映画「弁当の日」の上映会を開催。 アフタートークの後、子どもたちとかつお節を削りました。 映画「弁当の日」上映会&かつお節削り講座 日時:2022年12月11日(日)午前11時 場所:北九州…

あの人に会えた忘年会

気さくで男前な松井アナ 年の瀬と言うには、ちょっと早い12月10日。 高校の同級生、先輩らで忘年会を計画し、鉄板焼き「童童(わらべ)」で飲んだ。 このメンバーはいかん。 羽目を外すのは容易に想像できたが、やっぱり痛飲してしまった。 お好み焼きを食べ…

友人家族と忘年会

はなとひな 2人は同級生。 小学生の頃から仲良し。 誕生日も同じ。 はなとひな(2022年12月9日) ひなの家族と六本松の「焼肉かわむら」で忘年会。 みんな、牛タンが好き(2022年12月9日) みんな、酔ってます(2022年12月9日) 左から、ひなママとひなパパ…

みそ汁との組み合わせが最強の食材

冬は根菜をたっぷり 7月末に仕込んだみそが出来上がった。 甕のふたを開けると、みその香りが部屋中に漂う。 冬は根菜類をたっぷり。 レンコン、ゴボウは、体を温める効果の高い食材。 みそ汁との組み合わせは最強だ。 これに少しの豚肉を加えれば、旨みと栄…

娘のソウルメイト

徹夜で作った銀の指輪 僕が杉森映徳を取材したのは、宗像支局に勤務していた頃だ。 ※アーティストネーム:すぎもりえいとく 1998年だっただろうか。 彼は、福岡教育大の大学院生だった。 食肉センターで手に入れた牛の首を鍋で煮る路上パフォーマンス。 その…

素敵な出会い

お祝い事は「テシマ」で あれは、2008年5月。 千恵の体が抗がん剤に耐えきれなくなり、食事療法を始めてすぐの頃だった。 食事指導の先生から鴨肉を勧められ、半年ほど前に知り合った手嶋法子さんに相談した。 法子さんは、夫の義之さんとイタリア料理店「テ…

波がじわじわ

大分で映画「弁当の日」上映決定 世の中が少しずつ動き始めている。 この2年間、部屋に閉じこもりがちだったけど、 外に出かける機会が多くなった。 月曜、火曜、木曜の週3日は弁当を作る(2022年11月10日) 仲間たちと作った映画「弁当の日」の自主上映会の…

沖縄で映画上映と親子トーク

思い出いっぱいの島 沖縄には毎年、親子で出かけています。 亡き妻も大好きだった日本最南端の県。 その沖縄で、仲間たちと一緒に製作したドキュメンタリー映画「弁当の日 『めんどくさい』は幸せへの近道」の上映会が開かれます。 12月17日(土)午後2時半…

「こげなもん、食えるか」

無農薬に込めた思い 今年も新米がおいしい季節になった。 わが家の朝は、無農薬栽培の玄米を炊く。 口に含むと、もぞもぞするような感触があった。 米に交じったもみ殻だった。 それを見て、無農薬栽培にこだわり続けたある農家を思い出した。 15年前、千恵…

亡き母の闘病記を読み、戸惑う娘

妻がブログにつづった一節 ある休日の午後。 僕が車を運転しているときだった。 後部座席に置いていた僕たちの本『はなちゃんのみそ汁』を手にする娘の姿が運転席のミラーに映った。出版からすでに1年半が経っていた。ようやく、はなが本を読む気になってく…

一杯のコーヒーで「飲酒運転ゼロ」を後押し

講演回数は1220回 わが子の命を奪った飲酒運転が社会から亡くなるのを目指し、地道に「ゼロ」を呼びかける女性がいる。 NPO法人「はぁとスペース」(福岡市東区)の代表を務める山本美也子さん。 僕と娘は、実家の宮若市に帰省する途中に時々、寄らせてもら…