気合を入れ直して
昨夜は、友人たちが新刊「はなちゃんのみそ汁 青春篇」の出版パーティーを開いてくれた。
コロナ感染者が増えつつある中だったので、「宴会は日中」「2時間以内で終わる」「密を避けて少人数」の縛りを設けた。福岡市近郊に住む約30人が会場のBassic.に集合。先日の東京・吉祥寺での会合と同じように、どこからか情報を聞きつけ、声をかけていないのに駆けつけてくれた人もいた。本当にうれしい。感謝しかない。
3月26日から家を離れて、娘と旅に出た。新潟で海の幸を堪能し、東京ではちょっとだけ仕事して、友人たちと毎晩飲んだ。締めくくりは出版パーティー。最高に幸せな10日間だった。
というわけで、ルーティンの朝ラン4キロを2週間近くサボっている。1年かけて、10キロの減量を達成していたのに少し腹が出てきた。体重計に乗るのが怖い。
まもなく、ビールのうまい季節がやってくる(今もうまいけど)。夏はイベントも目白押しだ。この辺で、通常モードに戻さなければ、不健康だった過去の自分に戻ってしまう。
気合を入れ直して、明日から頑張ろう(今日からではない)。
千恵のブログを読むと、スイッチが入る。
「治る」「できる」などの前向きな言葉が、力になる。
よしっ、明日から走るぞ(今日からではない)。
気合を入れ直して(2007年2月4日)
予定していたよりも長めの抗がん剤投与を決意してから1週間。
骨の治療薬ゾメタの副作用である微熱が下がり、体が楽になってきたからか、時間が経過したからか。現実逃避もしたけれど、気持ちも少しずつ落ち着いてきたような気がしている。
それにしても、ここ1週間の痰の出の激しいこと。
濃い色のどろっとしたものが、ひっきりなしに出る。咳も時々出ている。
咳や痰は、肺が悪い物を出そうとしている証拠。化学薬品だらけの咳止めなどは、本当なら飲まないほうが良い。
飲むなら、大根・レモンはちみつや、レンコンの絞り汁が体に優しく効果抜群。現在マクロビ療法実行中の私は、はちみつは禁止なので、レンコンの絞り汁にショウガ、しょうゆ、葛を各少々、お湯を注いで飲むのが良いみたい。
咳に伴い、喉の痛み、口内炎も出始めた。これは、抗がん剤のタキソテールの副作用。舌が痺れたようになり、味覚障害が始まる。何を食べても口の中で砂を噛み締めているようにじゃりじゃりする。こうなると、さすがの私もお手上げ。
断食するしかない。この1週間で2キロ減。タキソテールの副作用には、むくみもあるのだけど、2キロ減ったお陰で足のむくみが取れてきた。何だか、砂糖に塩を塗りこむような治療法だと思う。
おいしいものが食べられないけどやせる。がんはやっつけるけど、はげる、という感じ。
究極の選択だ。
さて、この1週間の間に、気功のK先生と酵素風呂のY先生にも病状の報告をすませた。
2人から、似たようなことを言われた。
「乗りかかった船。同じ治療をするなら、嫌々するのと受け入れの心でするのでは、効き方もかなり違ってくる。すべては、『ありがとう』の心で取り組みましょう。大丈夫。あなたはどっちにしたって治る」と。
医者ではない人だけれど、信頼をよせる人から「治る」という前向きな言葉が聞けるのは、うれしい。主治医は、治るとは絶対に言わない。治る保証など、どこにもないのを経験から学んでいるからだ。「治る」というのは、時には無責任とも取れる言葉だけれど、そう言ってもらえるのはうれしい。
「薬が嫌だ」というマイナス思考で治療に取り組むのは、確かに良くない。
マイナスの言葉や思いからは、同じくマイナスの波動が出る。人の悪口を言う人の顔が、醜くゆがむのはそれ。逆に、プラスの言葉や思いを続けると、プラスの波動が出る。
タキソテールだって、ゾメタだって「どうか効いてください」と前向きな気持ちの中で投与していけば、必ず効いてくれるはず。
そう思うことにした。
もちろん、抗がん剤だけ投与して、役目を薬に押し付けて、ぼーっとしているわけではない。
今までやってきた方法で半分以上縮小したのだから、今後もがんをうまく消化できるように免疫治療にも取り組む。
朝の梅醤番茶、玄米を中心とした食事療法、温熱治療、酵素、酵素風呂、気功、音楽療法、フラワー療法、質の良い睡眠。それに、私に一番足りないのは、運動かな。
激しい運動は骨の件もありできないのだけれど。できる範囲でやってみるつもり。
すべて、自分が気持ちよく生きていくための療法だ。
手は抜けない。