はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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完治すると信じていた

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がん患者と家族の心得

「妻を助けるには、どうしたらいいでしょうか」
講演を終えた後、がん患者と暮らす家族から、こんな質問を受けることがよくある。
僕は医者ではないので治療のことは答えられない。だが、がん患者の家族として、どう接してきたかについては、失敗も含め、伝えることができる。
がん患者は一にも二にも規則正しい生活が大切。闘病中の千恵は医者にそう教わった。
季節の食材を食べて夜更かしをせず、十分な睡眠を取ること。
がんに付け入る隙を与えないよう体の抵抗力をつけるためだ。
 
私に今必要なことは、本を読むことでもなく、夜中にパソコンをすることでもなく。きっちりと睡眠を取ること。体が元気であればあるほど、油断してしまうのだけれど。がん患者であるという自覚を持って、最大限のことをする。中でも、食事と睡眠は治療の一環でもある。午後10時から午前2時までの間に、新しい細胞は作られるという。その間、しっかりと深い眠りを確保し、免疫力を上げる。

千恵がブログにそうつづったのは2006年12月。その2年前、僕は、あることで医者に厳しく叱られた。理由は「油断」だった。

2004年11月、千恵の肺にあったがん細胞が消えた。僕たちは抱き合って喜んだ。
しかし緊張まで緩んだのか、病を患う前の生活に戻ってしまった。深夜にブログを書いたり、イベントの2次会で羽目を外したり。千恵は食事療法についての講演をすることもあった。
そのことを知った医者は烈火のごとく、僕を怒鳴りつけた。
「まだ、完治したわけではない。夜更かしをさせるなんて自殺行為。千恵さんが死んでもいいのですか」。しばらくして、がんは全身に転移した。
 
人間とは、どうしてこうも欲深く、忘れっぽい生き物なのだろう。
今、生きているだけで十分幸せではないか。僕がブレーキ役を務めなければならないのに、なぜ、もっと慎重になれなかったのか。悔やんでも、悔やみきれなかった。
「しまった、と思ったときは、もう手遅れなんです」
あのときの医者の言葉が今も頭から離れない。
がんを恐れすぎても良くないが、油断が命取りになることもある。
がん患者を支える家族には、そのことを忘れないでいてほしい。
 

肺に転移したがん細胞が消えたころの千恵(手前右)=2004年12月

油断が命取りになることもあるが、頑張りすぎてストレス過多になってもいけない。

「どっちやねん!」と叱られそうだが、ちょうどいい加減がどこなのか、その判断がなかなか難しい。

 

以下、千恵のブログ。

全てが良い方向に回り始めた。僕たちは、完治すると信じていた。

 

最高の気分(2007年4月2日)

 

今日、8クール目の投与が完了しました。

腫瘍マーカーが、更に下がって、8.3になってました。

正常値高値が「5」です。がんじゃない人に、より近づきました。

ここ数カ月、10台前半をうろうろしていたので、本当に嬉しかったです。

ちなみに、一番ひどかった時(去年の6月)で、28.7もありましたから。

この時は、肝機能の数値も劇的に上がっていたので、吐き気、夜中の突然の嘔吐、疲れ、不眠、さまざまな症状が現れていました。現在は、がんによる身体の不調症状はゼロです。 

 

食事療法と、玄米と、マクロビ的生活と、蘇生玄と、早寝早起きと、酵素と、温熱療法と、酵素風呂と、気功と、心の持ち方と、

 

みんなの支えと。

 これが、一番の薬です^^

もちろん、抗がん剤も。

 

全てが良い方向に回りだした、と思っています。

 

主治医から、「よく頑張りました。休んでもいいですよ」と言われました。

とりあえず、7月の検査まで、無治療でいきます。

これだけ全身に転移しているのに、「休憩をしていい」との言葉は、本当にうれしい。

 

もう、はげもむくみも、こりごりだあっ。 

 

あーすっきりした。

歌うとき以外、大きな声で自己主張とかする気質ではないですから。

こんなところで、ストレス発散できて、幸せ。

 

休憩にとどまらず、抗がん剤ホルモン剤からは解放される生き方を選択したいな。

かなうことならば、ですが。

 

だから、本当の勝負は、これからです。

 

決して油断せず、今までの生活の軸がぶれないように前進します。

本来なら、一杯飲みたい気分ですが。

油断は禁物。

気分だけで大満足です。

一緒に病院に来てくれた旦那は、なぜか「今日は、一杯飲まんといかんね」 と。

どさくさにまぎれて、ただ、飲む理由がひとつ増えたってだけなのに。 

まあ、いいか。

私も、支払いのどさくさに紛れて、旦那から預かったゴールドカードを自分の財布にしまいこもうとしていましたからね。

お互い様です。 

いつか絶対奪ってやる・・・ふふ。

 

久しぶりに生春巻きを作って、家族でお祝いとしました。

具は、セロリ、クレソン、万能葱、ミツバ、水菜、春雨、スナップえんどう。野菜てんこ盛りです。

ごまと醤油とカボスと水少々をミルサーにかけ、ごまソースを作り、夫と娘の春巻きには、茹でたイカと鳥もも肉を挟んであげました。

おいしかった!

 

生春巻きは千恵の得意料理だった。もう一度、食べたい。