いいことがあれば、いつも宴会
完治が難しい病気を抱えていると、本人やその家族には、日常的に不安がつきまとう。
これは仕方がないことだ。でも、ちょっとでも明るい話題があれば、家族で大げさに喜び合いたい。他人から見ると、バカみたいなことでも、それでいいと思う。
わが家では、千恵のブログランキングがアップするたび、友人を集めて宴会をした。はなが歌う「おしりかじり虫」に、みんなで盛り上がった。
何気ない日常がどれほど幸せなことなのか。
当たり前がどれほど尊いものなのか、ということ。
転移がんは、場合によっては死も覚悟しなければならない。
だからこそ、僕たちは、何気ない日常の価値に気づいたのかもしれない。
以下、千恵のブログ。
あのときはうれしかった。僕は「このまま、治ってくれ」と神様に祈った。
ブログ村ランキング「代替療法」で1位になってしまった・・・(2007年4月24日)
まだ帰宅しない旦那から、さっきメールがありました。
「あんた、ブログランキング1位になっとうばい」
え!!
今見てみた。
本当だ!
ごめんなさい。ごめんなさい。
もうちょっと代替医療のこと書かないと、しめしがつかなくなってきました。
書きます!
そのうち、ですけど・・・
とにかく、何はともあれ、みなさん応援ありがとうございます。
この32年間で1番になったのは、小学校の時の水泳大会ビート板25メートルと、中学校2年生の時の中間テストか期末テストで理科の点数がクラスで1番だったことくらいで・・・
あとは寂しい人生でした。
明日は、もう落ちているかもしれませんが、今日は気分良く寝ることができそうです。
そうじゃなくても、いつも気分良く寝てるけど・・・
感謝。
この日の千恵のブログに、こんなコメントが寄せられていた。
門左衛門
前の記事にコメントしようと開いたら、やったね!! おめでとう。
あ、でも、ということは、私のコメントもさらしものになっとるとやね。
ちょっと、おすましせんば。
代替医療の記事もでしょうが、あなたのこの文面こそが代替医療のひとつになっていると、私は思っていますよ。
明日の朝も、きばって梅干と醤油ば、ねりまくってね。
やさしさに涙があふれる。
門左衛門さん、いつも、そして最後の日まで、ありがとうございました。