はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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鰹節大使、枕崎を訪ねる

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「金七商店」で工場見学

昨日(8/24)、鹿児島県枕崎市の鰹節生産現場を訪ねた。

娘は「枕崎鰹節大使」だが、工場見学は9年ぶり。

再訪の目的は、みそ汁講座などで、鰹節の現状と魅力をきちんと伝えるため。

「クラシック節」で知られる「金七商店」の瀨崎祐介さんに工場を案内してもらった。

 

瀨崎さん(中央)と娘(右)。左は同行してくれた娘の友人、のりかちゃん(2022年8月24日)

煮熟(しゃじゅく)。生の鰹節を煮る工程(2022年8月24日)

9年前は工場を駆け回っていた娘。今回は聞く姿勢が違う(2022年8月24日)

鰹をさばく瀨崎さん(2022年8月24日)

鰹節工場では次のような工程で鰹節が作られる。

生切り(なまぎり)

煮熟(しゃじゅく)

骨抜き(ほねぬき)

修繕(しゅうぜん)

焙乾(ばいかん)

整形(せいけい)

カビ付け(かびつけ)

 

「生切り」で鰹をさばき、「煮熟」で鰹を煮あげ、「骨抜き」で鰹の骨を取り、「修繕」で鰹のミンチを割れ目などに塗り込み、形を整える。「焙乾」で乾燥させた鰹(荒節)を機械のやすりで節の表面をなめらかにした裸節にカビを付ける。「カビ付け」と「天日干し」を繰り返し、芯の水分まで乾燥させれば、世界一堅い食材と言われる鰹節(本枯れ節)が完成する。

 

娘も「焙乾」を体験。木材はカシ、シイ、サクラなどの広葉樹(2022年8月24日)

高速で回転する機械式のやすりで「整形」。削って出た粉も無駄なく使う(2022年8月24日)

最終工程の「カビ付け」(2022年8月24日)

金七商店では、クラシック音楽が流れる室で本枯れ節を寝かせる(2022年8月24日)

金七商店の「クラシック節」(2022年8月24日)

瀨崎さんは、僕たちのために2時間みっちり案内してくれた。

本来の業務を終えた直後だったので、疲れもあったと思うが、

40度近い工場で、熱を持って接してくれた。

僕らも熱を持って、鰹節の魅力を伝えていきたい。

瀨崎さん、ありがとうございました。

 

※本日、妻の過去ブログ紹介はお休みします。

 

 

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