鹿児島から宮崎、大分へ
枕崎市の鰹節工場を見学した翌日、ふと思い立って、宮崎と大分の友人に会いに行った。
会いたかった人。今年、ローマから帰国したシスター古木涼子さん。
記事に「がんに伏した妻や母に聴かせ、安らかにみとった家族がいた」とある。
千恵との最後の別れでは、古木シスターが作詞作曲した「いのち」を病室で流し続けた。
次に会いたかった人は、うどん屋の大将。
うどん茶房「ふなや」(宮崎市清武町)を経営する船ヶ山清史さんは、宮崎県で「弁当の日」の普及に努める。
うどんのだしに使う鰹節は、前日、僕らが訪問した金七商店の「クラシック節」を使用している。
「志縁や」代表、柴田真祐さん。
食材は、ほとんどがオーガニック。
2年ぶりに食べた「うんこソフト」は絶品だった。
枕崎から福岡まで、まっすぐ帰れば、車で5時間だったが、東に遠回りしたため、9時間の運転。さすがに疲れた。
でも、遠回りしてよかった。
突然の訪問に、快く応じてくれた3人に感謝。
他にも会いたい人たちがたくさんいたが、次回のお楽しみに。
無計画な「食育の旅」に娘も満足そうだった。
以下、千恵の過去ブログ。
今回の学びは「旅は無計画でも、人生は(できるだけ)計画的に」。
がん友のがんばり(2007年8月24日)
ずっと気になっていた友のお見舞いに、ようやく行けました。
彼女も治療しているし、自分も治療中。
タイミングを見計らいながらの訪問だった。
彼女とは電話でちょっと話しただけで、今回初めて会うんだけど、
初めてとは思えないような感覚で不思議だった。
抗がん剤2回目の投与を3日前に終えた彼女は、
ベッドに横になっていたけど、笑顔で迎えてくれた。
直接会って話をしてみて、思った。
信念を持って病に立ち向かおうとしている彼女。
無責任なことは言えないけど。
私は、彼女なら、この困難に立ち向かうことができる。
そう、信じている。
彼女の旦那様は、アメリカ人。
私が病室に入った時に、旦那様と小さなかわいいムスメさんと旦那様のお母様もいらっしゃって、病室は一気に英語モードへ。
ご主人は日本語ぺらぺらですが、英語の方が居心地が良いようで(当たり前!)。
ちょっと英語で答えてしまったら最後。
ぺらぺらぺらあ~~~~っと、英語がいっぱい出てきて焦りました。
久しぶりに、ヒアリングの訓練にはなりましたけど。
英語と言えば、中学時代の苦い思い出が。
何かの会話でした。
「Miss chie, Are you all right?」
「No problem」
そう、答えたかったのですが。
確かに、私は、そう、答えたかったのです。
しかし・・・
口から出たのはなぜだか・・
「No program」
がん友は、神様のプログラムに沿っていると思うのよね。
でも、私の人生は、やっぱり、
「ノープログラム」みたいです。
無計画な私ですが、よろしくお願いします。
また、会いに行きますね。
リンク
古木シスターの著書「まだ見えなくてもあなたの道は必ずある」。付属のCDには「いのち」と「永遠の奇跡」(作詞:安武千恵、作曲:古木涼子)を収録。