いいことがあるといいね〜君にも僕にも♪
亡き妻千恵の追悼コンサート「いのちのうた」。
ロック歌手の三宅伸治さんをはじめ、親しくさせてもらっているミュージシャンたちの協力で、今年も開催が決まった。
2022年12月3日。福岡市・親不孝通りのブードゥーラウンジで。
ポスターは、15年前、親子2人で初めてステージに立った千恵とはなの写真を使った。
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いのちのうた 第15章 俺たちは家族だ!
2022年12月3日(土)
15:00 開演 ( 14:00 開場 )
会場:ブードゥーラウンジ(福岡市中央区舞鶴1-8-38 WAVE BLDG 4階)
出演:三宅伸治 / ウルフルケイスケ / タニー&ヤノ / 梶浦雅弘(Dr.)/ 渡辺圭一(Ba.)/ HNS / みそ汁ホーンズ
前売り券4,500円、当日券5,000円、小学生以下無料
※いずれも入場料+1ドリンク500円
チケット販売・予約:
チケットぴあ(セブン-イレブン)https://t.pia.jp/
Pコード 228-545
問い合わせ先:ブードゥーラウンジ(092-732-4662)
2007年10月20日。
この日が、千恵にとっては、人生最後の「いのちのうた」だった。
いいことがあるといいね(2007年10月19日)
がんになり、治療を何度も受け、何度も歌えなくなった時期がありました。
その度に、救い上げてもらいながらここまできました。
一番最初に救ってくださったのは、大学時代の恩師でした。
「歌いなさい」とは、決して言わなかった。
でも、さりげなくの気遣いが、母のように温かくて。
手術前に、ご自身のコンサートの時の録音テープを私にくださいました。
大学でも、舞台でも、先生の歌う姿を拝見したことがなかった私。
先生が、どんな想いでそのテープをくださったのか。
考えただけで、テープの重みをずっしりと感じました。
手術時には、先生の歌を聴きながら(すぐに麻酔で眠りに落ちたけど・・・)切ってもらいました。
その後、つらくなったときには、そのテープを引っ張りだして、すり切れるまで聴きました。
歌の内容は、そんな言葉は一言もなかったのですが、
「生きなさい」というメッセージを、ひしひしと感じました。
強い、凛とした美しい声でした。
「いつの日か、先生のように歌えるようになりたい」と。
私は、それに、救われたのです。
そして、次に救ってくれたのは、大学時代の友人でした。
落ち込み、引きこもっている私を叱咤激励。
「千恵ちゃんと一緒に歌いたいんよ。おばあちゃんになっても一緒に歌っていたいんよ」と。
2004年12月。
そんな彼女たちと一緒に舞台に立つことができました。
その後、ホルモン治療や抗がん剤治療で歌えなくなり。
また、引きこもっていたら。
今度は、hanautaのこやまよしこさん。
まさはさん、海童さんも。
「歌お。一緒に歌いましょ♪」と。
そうして、明日。
また、舞台に立てるのです。
音楽の神様がいるとするならば、私は音楽の才能はないけれど、音楽の神様から愛された音を奏でる人々との縁が、深く、深くあるように思います。
何度も、何度も救ってもらいました。
テープをくださった先生、先生の娘さん、苦楽を共にして学んできた友人たちと。
今は、はるか彼方の天上の世界で活躍している方ばかりですが。
ひとつひとつ、自分の身体と心を立て直し、ひとつひとつ、筋肉を訓練し。
いつの日か、また一緒に歌えるように。
がんばろ。