ローストビーフとハヤの甘露煮
義父が、牛肉の塊にじっくりと火を通したローストビーフは絶品だった。
僕の父も凝った料理が得意だった。
毎年夏は、はなを連れて山口県の川に出かけた。
そこで釣ったハヤを父が長時間炊いて作る甘露煮は骨ごと食べられた。
鶏は丸ごとさばき、刺身、唐揚げ、水炊き、もつ煮などのフルコース。
かっこよかった。
僕は憧れの眼差しで、台所に立つ父を眺めた。
日々の料理は、母が作ることの方が圧倒的に多かった。
どの料理もうまかった。
だが、千恵がブログに書いているように「父の手料理」は印象強く心に残る。
静かな朝(2007年10月7日)
訂正。
昨夜、実家の母からメールが入っていました。
「梅干しとらっきょう作りは、毎年私の仕事でしたよ。父は、1、2度漬けただけです。干すのは、私の仕事でした。お父さん、娘に覚えてもらって、天国で鼻を高くして笑っていることでしょうね」と。
そうだったんだ・・・
ごめん、お母さん。
とーさんが死んだ後、梅干しなんて作る余裕なかったもんね・・・。
実家の台所はオープン。
「男子と子ども、禁ず」みたいなものは、全くなく、
できる人ができる時に、自由に料理してました。
父は普段、あんまり料理しなかったけど、人が来ると台所に立ち、料理を振る舞うのが大好きな人でした。だから、人生の後半は父が台所を占領していたような気がしただけでした。
特に、私が大学進学時に実家を出た後や就職、結婚した後、実家に帰ると、父がおいしい料理を作って待っていてくれました。
おせち料理も、父が作っていた記憶が強い。
これも多分、良いとこ取りで、おせちの大半は母が作って、父はメインをかっさらっていたんでしょうね・・・。でも、父の栗きんとんは、絶品でした。
娘の記憶は、あやふやなもの。
死んだ人は美化され、良いことしか覚えていません。
そして、父は、「えーとこどり(良いとこ取り)」を
していたんですね^^;(梅干しは、干す作業の方が、大変)
台所に立つ父を持つと、
母の味と父の味が、記憶の中で同レベルになります。
どう考えても、父の勝利。
お母さん、毎年梅干し届けるけん、許してね。
余裕ができたら、一緒に作ろう。
わが家も、朝ご飯は旦那が作っているから、ムスメの記憶の中には、
ちゃ~んと、パパの味が刷り込まれるはずです。
1人+2匹の静かな朝(ムスメは実家で旦那は出張)。
梅醤作って飲みましょう。
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安武千恵追悼コンサート「いのちのうた 第15章 俺たちは家族だ!」
2022年12月3日(土)
15:00 開演 ( 14:00 開場 )
会場:ブードゥーラウンジ(福岡市中央区舞鶴1-8-38 WAVE BLDG 4階)
出演:三宅伸治 / ウルフルケイスケ / タニー&ヤノ / 梶浦雅弘(Dr.)/ 渡辺圭一(Ba.)/ HNS / みそ汁ホーンズ
前売り券4,500円、当日券5,000円、小学生以下無料
※いずれも入場料+1ドリンク500円
チケット販売:チケットぴあ(セブン-イレブン)https://t.pia.jp/
Pコード 228-545
問い合わせ先:ブードゥーラウンジ(092-732-4662)
チケット予約(取り置き)の場合は、yasutake911@gmail.com(安武信吾)
または、以下のサイトでも申し込みを受け付けています。
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