「ボンカレー」と「金ちゃんヌードル」
沖縄県糸満市で開催した映画「弁当の日」の上映会(シャボン玉石けん主催)には、200人以上が参加。大盛況だった。
滞在中の沖縄は20度近い気温だったが、帰りの機内から福岡を見下ろすと、雪が舞っていた。
夕食は、沖縄土産の「(元祖)ボンカレー」と「金ちゃんヌードル」。
温まった。
僕にとっては懐かしい「昭和の味」。娘も満足そうだった。
「ねえ、パパ。これって、どうして福岡では売ってないの?」
確かにそうだ。福岡に限らず、他の都道府県でも、あまり見かけたことがない。
何度も沖縄を訪れて、疑問には思っていたが、調べたことはなかった。
なぜ、この2つの食品が沖縄で愛され続けているのだろうか。
1968年に発売した当時と同じ味の「ボンカレー」。沖縄で人気のレトルトカレーだ。その理由は「沖縄県民はご飯を比較的硬めに炊く傾向があり、とろみを抑えた現行品よりも、ドロっとしたとろみの強いカレーとの相性が良いため、オリジナルが好まれているのではないか」(大塚食品沖縄営業所)。
一方の「金ちゃんヌードル」も、沖縄では県民食と言ってもいいほどのロングセラー商品。沖縄が日本に返還されるときに徳島製粉が発売した。「日清食品のカップヌードルよりも進出が早かった。最初の出会いを大切にする沖縄の県民性が理由ではないか」(九州CGC沖縄支社長の古椎庸平さん)。
最初に好きになったものを愛し続ける。
ぶれない嗜好。
沖縄は何度訪ねても新たな発見がある。
そのきっかけをつくってくれたのが、シャボン玉石けんの松永営業本部長。
感謝です。
映画「弁当の日」も、沖縄の人たちに愛され続けるといいな。
どちらさまも、うっかりクリック。