はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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気づけば、借金まみれに

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保険金(2008年7月)

情けない話だが、借金まみれだった。まさに、泣きっ面に蜂の状況だった。
保険適用外の治療費やリンパ浮腫を悪化させないための器具代の借入金、生活のための各種ローンなど・・・。会社の退職金も前借りしていた。
気づけば、借金は合計で7000万円以上に膨れ上がっていた。
千恵の学生時代の奨学金は死亡を理由に免除してもらうことができたが、公的年金は支払い期間などの要件を満たせず、受け取ることができなかった。
 
途方に暮れていたある日、一本の電話がかかってきた。
「千恵さんのお母様からお聞きしました。お悔やみ申し上げます」
長崎県大村市の保険会社の女性からだった。
千恵が、がん保険に入っていたため、死亡保険金を受け取れるというのだ。
「人生、いつ何が起こるか分からん。就職したら入っとけ」と父親からがん保険の加入を勧められたという話は、千恵から聞いていた。
 
借金の一部を保険金で補填させてもらった。
少しだけ荷が軽くなった。
助かった、と思ってしまう自分に後ろめたさを感じたが、娘と生きていくためには割り切るしかなかった。
 
「はなちゃんのみそ汁 青春篇 父と娘の『いのちのうた』」(文藝春秋)より抜粋
 

千恵が保険に入ってなければ、僕たち親子はどうなっていたか分からない。家族3人で過ごした家も手放さなければならなかっただろう。(2011年10月8日)
 
金のかかる女(2008年2月8日)
 
早いもので、もうやってきてしまいました、この季節が。
 
自分でダウンロードし、医療の書類を完成。
毎年のこと。慣れたもんです。
さきほど、ようやく、医療費の合計金額が出たんですけどね。
 
「でもそんなの関係ない」だなんて、口が裂けても言えない額でした。
 
最高に眠かったのに、目がぎんぎんに冴えてしまいました。


ヘタしたら、中古の軽が2台くらい買えます。
 
去年を大幅に超え、ただ今最高記録更新中。
 
もう、笑うしかない。
 
ほんと、旦那に何かあったら。
私とムスメは、のたれ死にです。
 
いや待てよ・・・
 
堂々と、「お金がないから全ての治療ができなくなりました」と、気軽に治療を断ることができるかも・・・なんて、想像をふくらませてみたり。
 
ブランド物には関心がなく(というより、どーしちゃったの?というくらい、最高に似合わないから買わない。そういうのは、似合う人が買えばいいのである)。
 
人のためにはせっせと物を選んだり、楽しいお買い物ができるのに。
自分のために買わないものベスト1が服装飾品とアクセサリー。
 
まあ、なんて、お金のかからない女なんでしょう。
 
なんて、このすっとこどっこいです。
 
人生、ちゃんと、つじつまが合うようになっていますね。
 
バランス。
 
 
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