妻だったらどうするか
千恵は5歳の娘に厳しかった。
わがままを言うと、稲妻が走り、雷が落ちるかのように叱った。
僕が甘々だったので、いつも「ずるい」と言われた。
千恵が他界し、娘が小学3年生ぐらいの頃だっただろうか。
娘が食卓でポツリとつぶやいた。
「パパ、昔はやさしかったのに、最近は厳しいよね」
知らず知らずのうちに「千恵だったらどうするか」と考えながら、
娘に接していたのだろう。
ちょっと、ショックだったけど、仕方がなかった。
忘れられた人(2008年4月7日)
「かなり強い西風により、到着が30分ほど遅れますことをお詫び申し上げます」(機長)
(お前は帰ってくるなっちゅー「風」だったんでしょうか・・・)
というわけで、福岡に到着したのは19時過ぎになってしまいました。
浅草でもみくちゃになって疲れたため、夕飯を作るパワーもなく、
帰りに、住吉のお粥専門の中華料理屋に寄りました。
お粥ができる間、久しぶりの家族の団らん。
留守中のムスメのことを聞こうと、旦那に話を聞きました。
空港まで迎えに来てくれていた旦那とムスメを30分以上も待たせてしまったのだ。
ムスメが30分も、おとなしく到着口で待っているはずもなく。
空港の上の階へ行ったげな。
そしたら、新しいフレッシュジュースのお店が出とったげな。
だけん、つい、旦那もムスメの「お願い」誘惑に負け(私は絶対に負けないけど、旦那はムスメの欲しい攻撃にすぐに負けるとです笑)。
そんで、生ミックスジュースを頼んだけな。
そうしたら、ジュースができる間に、お店のおばさまが、
東京に行ったお母さんのために、
お父さんと2人で3日間も留守番していた5歳児の女の子に感激したのか、
「小さいのにパパと2人でお留守番したの? 偉いねえ~。お母さんがいなくて寂しかったでしょう?」と、ムスメに聞いたげな。
そんな質問にムスメの回答。
「ママの顔、忘れた」
・・・(旦那爆笑)
笑いすぎ。
あーたは猫か?(猫は、忠実な犬と違い、3日で飼い主を忘れることができる)
鶏か?(鶏は3歩歩いたら、飼い主を忘れることができる)
鶏か?(鶏は3歩歩いたら、飼い主を忘れることができる)
ちなみに3日間、一言も「ママ」の「マ」の字も出てこんかったげな。
旦那が連れて行った各場所で、人様から「プリキュア5 GO!GO!」グッズを買ってもらったり、ママといたら絶対に行くことができない場所に行ったりして、超ハッスル&エンジョイしとったげな。
「ママ、またどこかに行っていいよ♪」
げな。
こうして、ちゃんとオチがあったという。
安心して、また、東京その他視察の旅の計画でも練りますかな。
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