親友の訪問とパパからのプレゼント
ここ最近、元気がない娘。
そんなときに最高の友人が訪ねてきてくれた。
はなの高校時代の友人、しおりちゃん。
娘の表情が一気に和らいだ。
彼女には、いつも助けてもらっている。
感謝しかない。
夜は、近くのインド料理店で食事。
帰宅後、娘の部屋から遅い時間まで2人の笑い声が聞こえていた。
少し、元気を取り戻したようだった。
一夜明けて、今日は土曜日。
娘は大学もアルバイトも休み。
ここのところ、あまり寝てないようだったので、起こさずに寝かせた。
1人で朝食を食べていると、宅配便が届いた。
娘に元気を出してもらおうと、Amazonに注文していたゲーム機器だった。
娘が4歳ぐらいのころ、ゲーム感覚で言葉を覚える幼児向けのパソコンソフトを買ってきたことがあった。
妻が、烈火のごとく怒った。
「絵本を読めばいいやろ。返却してきて」
滅多に怒りの表情を見せない妻だっただけに、そのときは驚いた。
以来、わが家は、アナログタイプ以外のゲームは禁止。
妻が亡くなった後も、僕はかたくなに小学生の娘にゲーム機器を買い与えなかった。
今となっては、娘が寂しい思いをしたんじゃないか、と申し訳ない気持ちもあった。
Nintendo Switchを手にした20歳の娘に、今のパパの気持ちを伝えてみた。
娘は笑いながら、こんなふうに答えてくれた。
「全然心配しなくていいよ。10代で手にしていたらゲームに依存して、部屋に引きこもっていたかもしれない。いろいろあったからね。でも、今は自分を制御できるから大丈夫。パパの子育ては間違ってなかったと思う」
千恵ちゃん、もう、いいよね。
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