笑いごとでは済まされない
僕は焦っていた。郊外のスーパーで週末の食材を購入した後、実家に梨を届けなければならなかった。朝から仕事に忙しく、既にスケジュールは2時間遅れだった。
それでも、まだ、いくつかの家事が終わってなかった。
起きてきた娘に洗濯物干しを頼むと、快く引き受けてくれた。
バルコニーの植物に水をやってなかったことに気づくと、
娘の彼氏、ねすたが「僕がやっておきます」と助け舟を出してくれた。
ねすたが上半身裸で水を撒いている姿がおもしろくて、出かける準備に慌ただしくしながらも、その光景をカメラで撮影。その後、“事件”は起きた。
家を出て15分ほど過ぎたころだった。
僕ら3人のグループLINEに着信があった。
娘からだった。
パパ、ねすたがバルコニーに締め出されているよ!
僕がねすたを撮影し、部屋に戻る際、いつもの癖で、掃き出し窓の鍵をロックしてしまっていたのだ。
もし、娘がアルバイトにでも出ていたら・・・。
外は炎天下。笑いごとでは済まされなかった。
とにかく、大事に至らなくてよかった。
忙しいは「心を亡くす」と書く。
焦った気持ちでいると、確認がおろそかになり、行動も雑になる。
急いでいるときこそ、平常心を心がけなければ。
今年の夏、僕も娘に助けてもらった。
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