何があっても大丈夫。なぜならば・・・
彼も僕と同じく妻を乳がんで亡くしたシングルファーザー。
対談を終えて、大分駅に向かうタクシーの中で、お互いの近況と今後を語り合った。
わが家の娘は来春大学を卒業する。就職も決まった。変な話だが、僕もそろそろ子離れをして自立しなければならない。一方、清水さんの長男は小学5年生。仕事と子育ての両立は容易ではない。何よりもまだ40代の清水さんには、もっとキャリアを積むチャンスがある。
「立場は違うけど、僕も清水さんもこれからが大変。いろんな選択に迫られる機会が増えそうですね」
清水さんは、自分に言い聞かせるようにこう答えた。
「でも、僕たちは、妻のがん闘病、死別という経験をした。これだけのつらい思いをしてきたわけですから、何があっても大丈夫。きっと、乗り越えられますよ」。
本当にその通りだと思った。
泣き言を言っていたら、妻たちに笑われる。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。
リンク
リンク
リンク
リンク