母が私に遺してくれたもの
開始前、僕の方が緊張していたかもしれない。
娘が初めて食育講演会の講師を務めた。
演題は「母が私に遺してくれたもの」。
亡き母に教わったみそ汁を茫然自失だった父親に作ったこと。
そのとき、父の笑顔を見て喜びを感じたこと。
中学生時代、部活でいじめを受けたこと。
食卓で育まれた揺るぎない自己肯定感があったから、いじめなど身に降りかかる困難を克服することができたこと。
途中、涙ぐみ、声を詰まらせる場面もあったが、定員を超える130人の来場者にしっかりと向き合い、90分間、話し切った。
親ばかと思われてもいい。
気持ちが伝わる良い講演だった。
主催:小郡市健康課
夜、自宅近くの焼き鳥屋で娘と打ち上げ。
2人でお酒を飲みながら、たくさん話した。
娘に伝えなきゃいけないことも少なくなってきた。
それは、親として最高の喜びのはずだが、ちょっぴり寂しくもある。
あれから16年。こんな日が来るなんてね。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。
リンク
リンク
リンク
リンク