持ちつ持たれつ16年
娘が久しぶりに弁当を作ってくれた。
幼い頃、娘は毎朝5時に起きて台所に立った。
僕の弁当を作るときは、自分の好きなキャラクターのピックを必ず使った。
栄養よりも華やかさ重視の弁当だった。
2008年夏、妻を亡くして茫然自失だった。
僕は何度、娘の手作り弁当に救われただろうか。
娘は小学生の頃、作文にこう書いていた。
「はなは、パパのおかげで生きていくことができます」。
娘はまだ、気づいてないかもしれない。
16年間、持ちつ持たれつの親子関係だったことを。
パパは、はながいてくれたおかげで、きょうまで生きることができたのだから。
視線を感じる。
21歳になっても、リラックマが好きな娘。
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