がんと花粉症
スギが終わったと思ったら、ヒノキが始まった。
つらい季節。くしゃみが止まらず、何事も集中力が続かない。昨年は、アレルギーを引き起こす心配のないタイに逃げたが、今年は自宅で花粉と闘い続けている。
鼻をずるずるとさせながら、今日は朝から家の片付け。妻の遺品を整理していると、彼女が生前に使っていたマスクが出てきた。感染症予防のため、がん闘病中の妻は、いつもマスクをしていた。
マスクを手に、あの頃、妻が書いたブログを思い出した。
イラっとしても、それをユーモアで切り返す。
おもしろいやつだった。
究極の選択(2008年2月25日)
そろそろこの季節。
マスクマンな私としては、
唯一カムフラージュできる時期なので、ほっとする季節なのですが。
花粉症の皆様にとっては、つらい季節ですよね。
一度なったら治ることはないとも言われていますし・・・。
やっかいな症状です。
そんな中、家にも約1名、大騒ぎしている方が・・・
4年ほど前に、急に花粉症になってしまった旦那。
ここのところ、毎日、
「あーー、きたきた。きたばい。花粉が舞いようばい。もー。ほんと、つらいね。
さっきなんか、スーパーの中でくしゃみ5連発ばい。あーーー、きたきた」
私は、もうすでに、耳にタコが10くらいぶらさがっとります。
一昨日も朝から、
「あーー、きたね。ほんとに花粉が舞いようばい。おれ、花粉症なんよね」と。
アピール?していいの?
というわけで、滅多に言わないけど、
私もアピールしてみたり。
「あたしは、がんなんよね」と言ってみたり。
勝ってみたり。(勝ち負けじゃないよーな気もするが)
旦那、黙ってしまってみたり。
そうして、また、阿呆なことを考えてみたりしたりなんかして。
みなさんは、この世に、がんと花粉症しか病がなかったとして。
問題
究極の選択を迫られたら、「がんと花粉症と、どっちがいいですか?」
回答
「どっちもいや」
花粉症な旦那のために、
布団は干さない。
洗濯物も外に干さない。
外出先から帰ったら、玄関先で服をブラッシング。
と、見えない花粉と闘う私にエールを。
耳が痛くならないマスク。
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