「子育て最終章」残り数ページ
娘の大学の納付金(前期)を振り込んだ。
8日から大学4年生。学生生活も残り1年となった。納付金の振り込みも、あと1回で終わる。
大学から届いた振り込み用紙を持って、銀行の案内係の女性から口座引き落としの手ほどきを受ける。年に2回の恒例行事。通算7回目だというのに、相変わらず、機械の前ではもたもたしてしまう。額がそこそこ大きいので、手続きが多く、ややこしいのだ。
案内係はいつも同じ女性。
顔と名前を覚えられている。
「はなちゃん、もう、4年生ですか。ついこの間、大学に入学したような気がしていましたけど。早いですね」
窓口の女性も、「就職活動中ですか。はなちゃんだったら、きっと大丈夫ですよ。祈ってますから、そうお伝えください」。
わが家は福岡市中央区の西の端っこ。中心街の天神から地下鉄で約8分のところにある。都会から少し離れると大手の銀行でも、こんなにも対応がフランクなのか、と思ってしまう。だが、プライベートなことに踏み込まれても悪い気はしない。彼女たちの対応のさじ加減が絶妙だからなのか。おせっかいが心地よく感じる。
夕食の支度をしていると、娘からLINEでメッセージが届いた。
「2次選考に進んだよ」
エントリーシートを出していた企業からの通知があったのだ。
娘が最終的に絞り込んだ2社のうちの1社だった。
パパの「子育て最終章」も残り数ページ。
娘には、嫌われない程度の「おせっかい」を心がけたい。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。
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