はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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暮らし

はなが笑ってくれるなら

パパのダンス 「はなちゃんは、どうしてみそ汁を作るの?」 昨夜、日本テレビで放送された「NNNドキュメント」。 7歳の娘は、ディレクターの質問にこう答えていた。 「パパが笑ってくれるから」 一夜明け、フェイスブックに「4年前のきょう」の投稿が上がっ…

どっちが講師か分からない

包容力のある公民館 昨日は、姪北公民館(福岡市西区)で講演だった。 ※姪北校区男女共同参画委員会主催 どうやら、2011年10月1日も、ここで話をしたらしい。 あたたかな日が差すホールに足を踏み入れると、娘を連れて訪れた12年前がよみがえった。 その日の…

3人で過ごす節分の夜

パパのものまね 今年の恵方巻きは、卵焼きと穴子。 焼き餃子とポテトサラダも作った。 「すし宗」の恵方巻き(2023年2月3日) お腹いっぱい食べて、落ち着いたところで、ネスタ(娘の彼氏)がひと言。 「あ〜食いすぎた〜」 娘が噴き出して笑った。 意味がよ…

父娘で歩んだ15年(NNNドキュメント)

予告編を見て 「父娘で歩んだ15年」が「NNNドキュメント」(日本テレビ)で全国放送される。 ※2/5 24:55〜日本テレビ系列 追加インタビューの日、娘から「あっちに行ってて」と言われたので、僕は部屋から出た。 娘がカメラに向かって何を語ったのか知らなか…

◯◯しながら寝る

娘の特技 幼い頃の娘は、食べながら寝ていた。 箸を持ったまま。夢の中でも食べている(2007年7月1日) 上から見たところ(2007年7月1日) 大学生の今は、勉強しながら寝る。 ペンを持ったまま。夢の中でも勉強している(2023年1月29日) 上から見たところ(…

あれだけ嫌だったのに・・・

今は楽しい講演会 明日(1/28)は、大分のでっかいホールで上映会とトーク。 あれだけ嫌だった講演が、今は本業のようになっている。 不思議じゃのう。 かつて、「なんだこいつ。ぶすっとしやがって」と不愉快に思われた皆さま。 ごめんなさい。 以下、妻の…

忘れられない食の記憶

刺身の食べ方 19歳男子は刺身が好き。 ならば、うまい魚を食べさせてやろう。 吹雪の中、娘と男子を連れて近所の居酒屋に向かった。 サッポロ黒ラベルを飲みながら、待つこと10分。 刺身の盛り合わせが運ばれてきた。 ヒラメ、マグロ、イカ、赤貝・・・。 19…

猛吹雪の中

スマホの機種変更 猛吹雪の中、街に出かけた。 福岡市役所前ふれあい広場(2023年1月24日) Apple Store福岡(2023年1月24日) 目的は、スマホの機種変更。 Apple製品は下取りができる。 バッテリー切れのiPhone8を査定してもらったところ、買取価格は11,000…

33歳のまま15年

1月28日 今月28日は千恵の誕生日。 ずるいね、君は。 ずっと33歳のまま。 僕はどんどん老けていく。 2023年1月20日撮影 お誕生日おめでとう。しかし・・・(2008年1月28日) 「誕生日、おめでとう」 旦那の今朝のひとこと。 おお! 結婚して7年目。 朝から誕…

パパの同級生(昨日のブログ「娘の彼氏」の続き)

僕が誘い出されたもうひとつの理由 まずは前置き。娘の彼氏。 hanamisosoup.com ネスタのアルバイト先での食事を言い出したのは、僕ではない。 高校の同級生、靖史の誘いだった。 靖史とネスタは、わが家で一度会っていた。 「内緒で店に行ってみようや。あ…

娘の彼氏

ボブ・マーリーのミドルネーム 昨夏、娘に彼氏ができた。 年下の男の子。 生まれは東京。 大学1年生、ひとり暮らし。 娘が初めて家に連れてきたときは、ガツンと一発言ってやろうかと思っていたが、 あまりにもいいやつだったので、笑うしかなかった。 彼の…

誰かに必要とされていること

「心が不安定」なんて言ってられない ちょっと、心が不安定だった1月13日の金曜日。 その日、27年前にいじめを苦に命を絶った少年が通っていた中学校で講演をした。 翌日、講演を聴いた生徒からインスタグラムにメッセージが届いていた。 文面には感謝の言葉…

上は隠して下はオープン

下着をつける順番 風呂上がりに下着を身につけるとき、上が先か、下が先か、という妻の日記。 くだらないかもしれないけど、乳がん患者にとっては切実な問題。 途中、話題が大きく脱線しておりますので、そこはスルーしてください。 にぎりにしますか? ちら…

「いじめ自殺」と「弁当の日」

台所は「想像力」を養う格好の場 1996年1月、福岡県内のある中学校の男子生徒が、いじめを苦に自殺した。 当時、僕は西日本新聞久留米総局の記者で事件と司法を担当していた。 その中学校には、何度も取材に通った。 少年が亡くなった後、学校は「いじめはな…

愛する人たちからのサプライズ

もうすぐ、千恵の誕生日(1/28) 15年前のちょうど今ごろ、こんなことがありました。 みんな、どうしているだろうか。 会いたいなあ。 世界で一番幸せでした(2008年1月20日) 私は幸せです。大切な人がたくさんいますし。一人じゃないし。もう、生きている…

いとしさと切なさと悲しみが混ざり合った涙

話し相手になってくれる「仲間」の存在 僕は、ひとりで朝食を食べていた。 「ごめん。大学行ってくる。ご飯は帰って食べるね」 娘がそう言って、バタバタと家を出て行った。 前日は「成人の日」。 夜遅く帰宅したので仕方がない。 娘の朝食も用意していたが…

「成人の日」は新たなフェーズ

大人は先回りしない 「子どもには失敗する権利がある」 それが、僕たち夫婦が考える子育ての出発点だった。 親が手伝ってばかりいては、子どもが自立する機会を逃す。 大人は先回りをしない。我慢する。そして、子どもに失敗させる。 子どもは失敗と成功を繰…

成人の日を迎えて

天から授かった命 今日は成人の日。 はなが生まれて20年。 よくぞ、ここまで育ってくれたと思う。 このブログを始めた理由が「最後の子育て」。 そんなふうに、かっこつけていたけど、 実はもう、パパの役割はほとんど終わったような気がしている。 大学生活…

ちゅーは「日々の備え」

遠い記憶の彼方 亡き妻が言うには、ちゅー(キス)は「日々の備え」だとか。 しかし、ちゅーなんてさ。 遠い記憶の彼方。 もう、やり方とか忘れてしもうたばい。 誰か教えてよ。 え、気持ち悪い? えらい、すんまへん。 2019年7月13日 最期のちゅー(2008年1…

あたり前のことができること

涙の理由 その日、わが家には友人たちが集まり、千恵は珍しく少しだけお酒を飲んだ。 機嫌よく、バルコニーで三線を弾きながら「童神」を歌った。 日も暮れて、台所で片付けをしていると、そこに千恵がいないことに気づいた。 はなと一緒に探した。 千恵は襖…

人に迷惑をかけてもいい

助けてあげられる人に 娘には「人に迷惑をかけちゃいけない」と言い聞かせて育ててきた。 妻のブログ(2008年1月16日)を読んで、人に迷惑をかけてもいい場合がある、ということに気付かされた。 自分ではできないけれど、人に助けてもらってできるのなら、…

「エコかっこいい」にもほどがある

鍋フェチだった妻 わが家のキッチンは、鍋がやたらと多い。 千恵は自称「鍋フェチ」。 人気ブランドのバッグやアクセサリーには全く興味を示さず、誕生日に「新しい服、買ってあげようか」と尋ねても「鍋がほしい」と答える人だった。 先日、鍋の個数を数え…

大晦日のサプライズ

着物に込めたメッセージ 福岡県宮若市の実家は、写真館と貸衣装屋を営んでいた。 貸衣装は30年ほど前に廃業したが、両親が孫たちのために保存状態の良い着物を残してくれていた。 昨年、成人式を1年後に控えた娘が、本番に備えて好みの振り袖を試着。 デザイ…

うそつきはなさん

あけましておめでとうございます 昨年の正月、娘は実家でこう言いました。 「来年は、はながじいじとばあばに雑煮を作ってあげるね」 そして、迎えた2023年元旦。 ばあばが作った雑煮(2023年1月1日) 忘れていたそうです(笑) 黒豆(2023年1月1日) お屠蘇…

良いお年をお迎えください

常福寺で餅つき 恒例の餅つきで2022年を締めくくりました。 汗びっしょり(2022年12月30日) 娘たちはコートを着たまま(2022年12月30日) はなちゃんの餅、完成(2022年12月30日) つきたてはおいしいね(2022年12月30日) 薪で餅米を蒸す(2022年12月30日…

食卓を囲む家族の風景

来春公開が目標 2年半ぶりに大分県佐伯市の後藤家を訪問した。 東京から帰省する長男の希一君を取材するためだ。 家族で食卓を囲む風景を撮影させてもらった。 実家に到着した希一君。車から降り、向かったその先は‥(2022年12月29日) 祖父母に挨拶(2022年…

人はそこにいるだけで価値がある

「生の反対は何だと思う?」 15年前、助産師の内田美智子先生から、こう問われたことがある。 僕が「死ですか」と答えると、内田先生は首を横に振った。 「私は死じゃないと思う。生の反対は『生まれないこと』。生まれたものにしか『生』も『死』も存在しな…

娘が旅行で不在のクリスマスイブに

クリぼっち回避 以前の僕は人に迷惑をかけない、自立こそが大切と考えていました。 でも、死別を経験し、人は人と支え合っていないと生きていけない、完全に自立した人間などいないということに気づきました。 今では娘に「一生涯付き合える友達を見つけなさ…

あれば困るが、ないと寂しい

ツリーがないクリスマス わが家でクリスマスツリーを飾らなくなって何年になるだろうか。 千恵の遺品を整理した際、実家の近くの幼稚園に引き取ってもらった。 あれば保管場所に困るけど、なければ寂しい。 さて。 ポチッとするか、どうしようか。 困ったも…

仲間とウイスキーを飲みながらウクレレ演奏を楽しむ年末の夜

「生きる」が愉快に 悲しみを抱えたまま、生きていくにはどうすればいいのか。 喪失の後に訪れる悲嘆から抜け出そうと。 14年前、僕は妻が遺してくれた音楽を始めた。 悲嘆から抜け出すことはできなかったけど、 生きることが愉快になった。 ギター、三線、…