子育て
ベスト従業員賞 夕方、吉報が届いた。 娘がアルバイト先の衣料品販売店で表彰された。 お客様アンケートで、丁寧でやわらかい接客対応を評価されての「月間ベスト従業員賞」。 これまでも、福祉団体の表彰を受けたり、「かつお節大使」に任命されたりしてき…
ピカピカの1年生 一昨年から、春になると妻の部屋を片付けるようになった。 段ボール箱の中から、実家で撮影した小学校入学時の娘の写真が出てきた。 じいじ、ありがとう。 2009年4月 2009年4月 2009年4月 どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。 に…
ピンクのランドセル あと、ちょっとだった。 もう少し生きていれば、家族で入学を喜び合えたのに。 ピンクのランドセルを背負った娘の姿を見られたのに。 本人は、娘と一緒に入学式に参加するつもりだったはず。 当たり前に思いがちなことでも、ふっと消えて…
ヒントをもらい「その後」を追う ドキュメンタリー映画「弁当の日」の撮影が大詰めを迎えた2020年3月26日、僕は大分県佐伯市の健康福祉総合センターでカメラを回していた。 当時、佐伯市役所に勤めていた柴田真佑さんらが主催する「巣立つ君たちへの自炊塾」…
灯台下暗し 物事がうまく進まないとき、 もう何もかもやめてしまった方がいいのかも。 何もしないのが一番楽。 なんて、考えてしまうこともあるけど。 奥井さんのブログを読んで、大切なことに気づかせてもらった。 ameblo.jp 子どもたちの考え方がポジティ…
与えてもらった台所仕事 きょうは、娘の早朝出勤。 午前6時、娘の部屋をノックした。 すでに起きており、身支度をしていた。 ちょっと前までは、何度声をかけても娘は起きられなかった。 ところが、最近は違う。 娘の中で何が変わったのか。 前回、前々回の…
本日365回目の投稿 親として、大切なことを娘に伝え忘れてないか。 悔いなく子育てはできただろうか。 そんなことを考えながら、2022年3月18日、このブログをスタートした。 自分に課したテーマは「最後の子育て」。 娘に読んでもらうために、1年間、1日も休…
YouTubeに多数のコメント 福岡放送に制作してもらったドキュメンタリー番組が、YouTubeの「日テレNEWS」にアップされました。 3月15日現在、161件のコメントが寄せられており、すべてに目を通しました。 僕たち家族の歩みを、ご自分の人生と重ね合わせたり、…
他界後、出版社を通じて発信 妻、千恵は5歳の誕生日を迎えた娘に、みそ汁作りを任せた。 娘は「みそ汁作りは、はなの仕事」と自分に言い聞かせながら、台所に立った。 2008年2月22日、千恵はその一部始終を写真に収めた。 2008年2月22日 2008年2月22日 2008…
幸せならば、それで良い 娘と自宅で食事をする機会が減った。 同居しているのだが、お互いの時間が合わない。 娘は20歳。もう大人だ。 すれ違いは当たり前。 娘には、娘の人生がある。 昨日は、大分県玖珠町の「くすまちメルサンホール」で講演。 講演後、書…
「これでいいのだ」と感じられる環境づくりを 雨が素敵なドラマを演出してくれた。 2013年2月26日、仕事を終えると、外は土砂降りだった。 僕は、娘に電話をかけた。 駅に到着すると、娘が満面の笑みで、傘を持って待ってくれていた。 僕も満面の笑みで娘を…
「ママが、かわいそうすぎるやん」 娘が小学5年生の頃だった。 車の後部座席に置いていた本『はなちゃんのみそ汁』を手にする娘の姿が運転席のミラーに映った。出版からすでに1年半が経っていた。 しばらくして、娘は「やっぱり、無理」と言って、本を閉じた…
父の仕事 昨年から約1年間、福岡放送の取材を受け、同局の番組で何度も放送していただいた。 今回、何よりもうれしいのは、父の仕事が番組の最後で紹介されたこと。 父の生きた証しを心の中だけでなく、映像という形で残すことができたこと。 写真館経営60余…
チューリップと手紙 まさかの逆サプライズだった。 娘の20歳のバースデーは、恒例のイタリア料理店「テシマ」。 僕は、娘に内緒でウクレレを持参し、お祝いの曲をプレゼントするつもりだった。 演奏する直前だった。 娘が袋を持って、僕の目の前に歩み寄って…
4歳児の才能 幼い頃のはなが描いた家族。 左がパパ。 右がママ。 真ん中で手を上げて喜んでいるのが自分、はな。 家族の絆は∞(無限=永遠)。 頭から出ている芽は「命」を意味する。 4歳児って天才だと思う。 いのちのうた第14章(2021年11月20日) 現実頭…
誰からも愛される人に 結婚して2度目の年を越した2003年2月20日。 出産予定日を12日過ぎても産まれる気配はなく、医者は陣痛促進剤を準備していた。 そのとき、急に激しい痛みが千恵を襲った。 午前8時、分娩室に入った。ぼくは千恵の手を握り、腰をさすり続…
生気に満ちた表情に 千恵は、助産師の内田美智子先生と知り合って、何事にも精力的になった。 がんは全身に転移していたが、表情は生気に満ちていた。 内田先生の著書「ここ 食卓から始まる生教育」(西日本新聞社)に感銘を受け、講演会も手伝った。先生が…
娘の弱点 「暮らし力」まあまあ高めの娘。 いつ、社会に出しても、そこそこやれると思うが、弱点もある。 朝、1人で起きられない(笑) 目覚まし時計には無反応。 最低3回は起こしに行く。 火事に見舞われると、きっと助からないタイプだろう。 パパは毎朝、…
パパのダンス 「はなちゃんは、どうしてみそ汁を作るの?」 昨夜、日本テレビで放送された「NNNドキュメント」。 7歳の娘は、ディレクターの質問にこう答えていた。 「パパが笑ってくれるから」 一夜明け、フェイスブックに「4年前のきょう」の投稿が上がっ…
予告編を見て 「父娘で歩んだ15年」が「NNNドキュメント」(日本テレビ)で全国放送される。 ※2/5 24:55〜日本テレビ系列 追加インタビューの日、娘から「あっちに行ってて」と言われたので、僕は部屋から出た。 娘がカメラに向かって何を語ったのか知らなか…
贅沢な時間 昨夜は、大分市の飲食店で、ある人と打ち合わせだった。 しばらくの期間、コロナ禍で会えなかった。 「弁当の日」提唱者の竹下和男先生。 がっつりと3時間、料理を食べながら、濃い話を聞かせていただいた。 贅沢な時間だった。 竹下先生は、どん…
ボブ・マーリーのミドルネーム 昨夏、娘に彼氏ができた。 年下の男の子。 生まれは東京。 大学1年生、ひとり暮らし。 娘が初めて家に連れてきたときは、ガツンと一発言ってやろうかと思っていたが、 あまりにもいいやつだったので、笑うしかなかった。 彼の…
台所は「想像力」を養う格好の場 1996年1月、福岡県内のある中学校の男子生徒が、いじめを苦に自殺した。 当時、僕は西日本新聞久留米総局の記者で事件と司法を担当していた。 その中学校には、何度も取材に通った。 少年が亡くなった後、学校は「いじめはな…
それは「大人になりたい」という子どもの本能 「弁当の日」の提唱者、竹下和男先生の著書「『ごちそうさま』もらったのは“命”のバトン」(自然食通信社)には、弁当作りを経験した子どもたちのさまざまなエピソードが収録されている。 僕が講演で毎回紹介す…
話し相手になってくれる「仲間」の存在 僕は、ひとりで朝食を食べていた。 「ごめん。大学行ってくる。ご飯は帰って食べるね」 娘がそう言って、バタバタと家を出て行った。 前日は「成人の日」。 夜遅く帰宅したので仕方がない。 娘の朝食も用意していたが…
大人は先回りしない 「子どもには失敗する権利がある」 それが、僕たち夫婦が考える子育ての出発点だった。 親が手伝ってばかりいては、子どもが自立する機会を逃す。 大人は先回りをしない。我慢する。そして、子どもに失敗させる。 子どもは失敗と成功を繰…
天から授かった命 今日は成人の日。 はなが生まれて20年。 よくぞ、ここまで育ってくれたと思う。 このブログを始めた理由が「最後の子育て」。 そんなふうに、かっこつけていたけど、 実はもう、パパの役割はほとんど終わったような気がしている。 大学生活…
助けてあげられる人に 娘には「人に迷惑をかけちゃいけない」と言い聞かせて育ててきた。 妻のブログ(2008年1月16日)を読んで、人に迷惑をかけてもいい場合がある、ということに気付かされた。 自分ではできないけれど、人に助けてもらってできるのなら、…
撮影しながら「生きる」を学ぶ きょう(12/29)は、大分県佐伯市で撮影だ。 先月から、映画「弁当の日」に登場してくれた子どもたちの「今」を追っかけながら、短編ドキュメンタリーを製作している。 彼らの成長には驚かされる。 不登校だった夏紅斗君は、思…
弁当箱に詰め込んだメッセージ 今年、娘はサンタさんへの手紙を書かなかった。 10代最後のクリスマスだったのに。 hanamisosoup.com クリスマスは、贈り物の形をした愛情や思いやりを交わす日でもある。 そして、何よりも、娘の喜ぶ顔が見たい。 実は、3カ月…