食
芸人さんに感謝 妻が他界した後、幼い娘と2人でよく山に出かけた。 キャンプ道具を一式そろえ、山で火を焚き、ご飯を作り、寝袋で寝た。 自然はいい。悲しみを癒やしてくれる。 いっそのこと、山に引っ越そうかと考えたこともあった。 だが、娘の成長に伴い…
諦めずに言い続けること 「パパ、えらいねー。器に入れて食べるようになったんだ」 娘に指摘されるまで気づかなかった。 以前は、袋を開けて、そのまま食べていたポテトチップス。 飲みながらパリパリ。 食べながらゴクゴク。 いつも、10分ほどで袋は空にな…
いつも即答 娘の彼氏は、反射神経が良い。 これ食べる? はい、食べます。 これ、いる? はい、ください。 いつも即答。 人生に迷いなし。 呼んだ? ロゴス(LOGOS) アイアンメッシュ 3FD BBQテーブル 13070-BC 73581002 キャンプ 折り畳み メッシュテーブル …
安価な食材をおいしく調理 新年一発目のバーベキュー。 冬の夜は寒いので、お昼限定。 午前中から、グリルの設置、食材の買い出しなどで忙しいが、娘の喜ぶ顔を想像するだけで、準備も楽しい。 豚バラ、牛タン、野菜、シャウエッセン、鶏もも肉の順番で焼く…
今年も楽しい1年に わが家に一泊した娘の親友、ゆなちゃんが帰り間際にこう言った。 「あー、帰りたくないなあ」 2日間、彼女にいろんな料理を作った。 牛タンステーキ、鶏もも肉のレモンバターソース、 ツナの炊き込みご飯、しょうゆラーメン、焼き芋・・・…
いつでもおいで 娘の大親友、ゆなちゃんがわが家に遊びに来た。 2人は高校の同級生。高校時代、ソフトボール部に所属していた彼女は、真っ黒に日焼けして、いつも、ジャージ姿だった。あれから4年。大人の女性に変わっていた。 娘は中学生の頃、つらい思いを…
腹八分目に医者いらず 年末年始を福岡県宮若市の実家で過ごした。 福岡市の自宅に戻る車の中で、娘と2025年の誓いを立てた。 娘は4月から社会人1年生。早く仕事に慣れ、物心両面にわたり自立すること。 パパは健康第一。腹八分目に医者いらず。よく噛んで、…
めんたいビーバー 娘が旅行先の広島から帰ってきた。 パパに土産を買ってきてくれた。 「イカの姿フライ」の味は、想像がつくが、「めんたいビーバー」とは、なんぞや。 娘によると、広島市内では、どこのコンビニに行っても、「めんたいビーバー」が「目立…
妻も一緒に ねすた(娘の彼氏)が21歳になった。 昨年、パパは誕生会に参加させてもらえなかったが、今年は仲間に入れてもらった。 クリスマスイブは、パパを1人ぼっちにしてしまうので、その埋め合わせという意味もあるのだろうか。 何はともあれ、ねすたく…
回転寿司で大食い 娘とねすた(娘の彼氏)を回転寿司に誘った。 「支払いは気にしなくていいからね。何皿でも食べていいよ」 すると、2人は顔を見合わせて、こう言った。 「そんなふうに言える大人になりたいなあ」 「いやいや、心配しなくていいよ。回転寿…
怪我の功名 娘から「きょうは、2人とも早く帰れそうだよ」と連絡があった昨日。娘と娘の彼氏ねすたに、とっておきの夕食を振る舞おうと張り切っていたが、そんな日に限って、朝から仕事のトラブルが発生。ずっとデスクワークに追われ、買い物に行く暇もなく…
歴史感じる関東の蕎麦 出張先の食事は、いつも楽しみ。 関東の蕎麦は、九州にはない味わい。 蕎麦文化の歴史を感じる。 千葉県野田市。 どの飲食店にも、キッコーマンのしょうゆが置かれている。 野田市は、キッコーマン創業の地。 江戸時代の野田周辺は水運…
亡き妻も使った野菜のだし 出張先の千葉県野田市から福岡の自宅まで片道約6時間。へとへとに疲れて帰宅すると、娘が夕食を作ってくれていた。それは、亡き妻と家族3人で囲んだ食卓を思い出させる料理だった。 サツマイモの炊き込みご飯。 おこげも、いい感じ…
人と人をつなぐ 友人の山口覚さんが営むうどん屋に娘と一緒に行った。月に一日だけ開店する「やまちゃんうどん」(福岡県福津市津屋崎)。この店を訪れると、いつも、新しい出会いがある。それも、サプライズ級だ。 今回もそうだった。 うどんがテーブルに運…
心遣いに感謝して 朝、娘の彼氏ねすたが家を出た直後だった。 ねすたのお母さんから、「会津のりんご」が届いた。 こんなブログを書いたからだろうか。 hanamisosoup.com ありがたい。申し訳ない。 しっかり、ご飯を食べさせなきゃ、とあらためて思った。 お…
みんなおおらか 誰かが一声かけると全員集合する。 僕の講演を通じて出会い、親しくなった北海道の仲間たち。 行政、農家、マスコミ、管理栄養士、主婦・・・・。 最初は、みんな顔見知りではなかった。 それぞれが、講演会を企画して、講演を聴きに来た人が…
フォー作りに初挑戦 近所にベトナム料理店がある。 いつも必ずいただくのが鶏肉のフォー。 店主に注文すると、別皿に山盛りのパクチーを出してくれる。 最初はパクチーのにおいが苦手だったが、今は週に一度は食べたくなるほど。 個性あふれる味わいがクセに…
持ちつ持たれつ16年 娘が久しぶりに弁当を作ってくれた。 幼い頃、娘は毎朝5時に起きて台所に立った。 僕の弁当を作るときは、自分の好きなキャラクターのピックを必ず使った。 栄養よりも華やかさ重視の弁当だった。 2008年夏、妻を亡くして茫然自失だった…
娘と2人の出張帰りに 11月は、娘と2人の出張講演が続く。早朝に家を出て、帰宅はいつも遅い時間。大分県豊後高田市での仕事を終えた夜、台所に立つ気力が残ってなかったので、自宅近くの餃子専門店で夕食を済ませることにした。 鶏の唐揚げ、炒飯、中華そば…
情熱の向く方に進め 毎年11月は、全国各地を飛び回る。 昨日は、娘と2人で大分県豊後高田市の真玉中を訪れた。 1部は親子を対象に「食べることは生きること」と題して講演、2部は生徒たちを対象にした「はなちゃんのみそ汁教室」。最近、食育がテーマの講演…
決め手は花椒 新商品にはすぐ飛びついてしまう。 「ごま香る担々風サッポロ一番みそラーメン」。 購入の決め手は「花椒」が入っていたこと。 中国語で「ホアジャオ」、日本語では「かしょう」と読む。 中国原産のスパイスで、柑橘系のさわやかな香りとピリリ…
幸せホルモン 牛肉は人を幸せにする。 肉を見つめながら笑顔。 焼いている間、笑顔。 食べても笑顔。 若い頃のように、もう、たくさん食べることはできないが、娘たちが食べている姿を見ているだけでも幸せな気持ちになる。 実際、舌の上でとろけるような牛…
21回目のみそ開き 2004年の夏、家族3人で、みそを仕込んだ。 このとき、妻は29歳。左肺にがん転移。 娘は1歳半だった。 あれから20年。毎年、みそを仕込み続けた。 21回目の今年は、娘の彼氏、ねすたにみそがめを開けてもらった。 約4カ月間、自宅で発酵させ…
締めはウクレレ バーベキューをしていて、肉に飽きてきたら、サツマイモを焼く。 アルミホイルで包んだサツマイモを炭火の中に突っ込む。 40〜50分ほどで、ホクホクの焼き芋が出来上がる。バターをのせ、塩を振り、オリーブオイルをひとまわしかけていただく…
下手な言い訳をしないこと 行ってきまーす。 じゃあ、気をつけてね。 朝、娘の彼氏ねすたを玄関で見送った後、キッチンに戻り、冷蔵庫を開けた。 そこに弁当があった。 そういえば、先に外出した娘が、早起きして、ねすたの弁当を作っていた。 あいつ、やら…
パパはYouTuber 午前5時半に起きて、仕事をやっていると1時間ほどで腹が減ってくる。娘はまだ夢の中。だから、朝食はいつもひとり台所でいただく。本来、寂しがり屋だが、なぜか寂しくない。バルコニーで羽を休める鳥の声。なんだか、ひとりが心地よくなって…
父と娘は辛党 娘の彼氏、ねすたは甘い食べ物が好き。 パパと娘は、どちらかというと、酒のつまみ系が好き。 甘い物は、ほとんど口にしない。 だから、いただきものの甘い菓子は、ほとんど、ねすたの胃袋に入る。 誰も取ったりしないのに、箱に菓子をキープし…
独立宣言弁当 中学校で講演した後、生徒から謝辞をいただく。先日、福岡県篠栗町の篠栗中であった講演会では、同中3年の井上奈都美さんが、生徒を代表してマイクを持った。 この日の演題は「食べることは生きること」。 僕は、香川県の小学校で始まった食育…
母が私に遺してくれたもの 開始前、僕の方が緊張していたかもしれない。 娘が初めて食育講演会の講師を務めた。 演題は「母が私に遺してくれたもの」。 亡き母に教わったみそ汁を茫然自失だった父親に作ったこと。 そのとき、父の笑顔を見て喜びを感じたこと…
釜バターうどん 夜遅く、娘が四国一周の旅から帰ってきた。その翌朝、「パパにどうしても食べてほしい」。そう言って、ある料理を作ってくれた。 「手打十段 うどんバカ一代」(香川県高松市)の看板メニュー「釜バターうどん」。 釜バターうどんの作り方 ①…