はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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食-弁当

おでんを食べながら笑いが込み上げてきた理由

幸せは突然やってくる 自宅でひとり昼食。 昨夜の残りのおでんを食べながら、ぐふふふふと笑っている。 我ながら、気持ち悪い。 今朝、娘と交わした約束を思い出したのだ。 大学が春休みに入った娘は、連日のアルバイト。出勤前、弁当を作っていた。 「出来…

台所で身についた娘の「段取り力」

社会に出ても役立つはず 娘が作った料理の画像をブログに投稿すると、 「はなちゃん、料理が上手ですね」 というコメントを数多くいただく。 盛り付けなど見せ方が、うまいのだろう。 写真では伝えきれないが、段取りもいい。 2、3品を同時に作るから、弁当…

娘からのLINEに意味深ワード

現実を突きつけられた雨の広下がり 娘がアルバイトに向かう前、自分でぱぱっと作った弁当。 所要時間3分。 詰めただけだから(笑) 前日、パパが作ったポテトサラダが役立った。 大量に作っておいてよかった。 正午すぎ、娘からLINEが届いた。 最近、娘は切…

反抗期だったころの娘からもらった手紙

何を聞いても「別に」 何年ぶりだっただろうか。 娘と頬をすり寄せたのは。 2023年1月9日の「成人の日」 娘が反抗期のころは、家ではまったく会話がなかった。 何を聞いても「別に」。 ときには「うざっ」。 ささくれ立った親子関係をどうしたら改善できるの…

娘がパパに作ってくれた今日の弁当

手際よく10分で完成 朝、娘は忙しい。 大学生は身支度に時間がかかる。 化粧と髪のセットで40分。 でも、自分の弁当作りに要する時間は10分。 幼いころから、ママが台所に立たせてくれたおかげやね。 今日は、パパの弁当も作ってくれた。 おいしかった。 ラ…

素敵な恋をしてほしい

秋晴れの大濠公園でピクニック 青空が広がった日曜日の朝。 娘と彼氏のねすたは早起きして台所でサンドウィッチ作り。 弁当と一眼カメラを持って、大濠公園に出かけて行った。 2023年10月22日 2023年10月22日 パパも若いころ、週末は大濠公園でデートをした…

娘の手作り弁当

女心と秋の空 一体、何があったのだろうか。 パパの作る弁当が気に入らないのか。 昨日から、娘が自分の弁当を作り始めたのだ。 娘は小学1年生のころから弁当を作っていた。 常備菜を使うなど手際もいい。 20分もあれば色鮮やかな弁当が完成する。 大学3年に…

きっかけは、映画「ビリギャル」

誰に似たのか勉強家 「漫画始めたよ〜」なんて言って、盛り上がっているパパをよそ目に、 娘は将来に向けて、しっかり勉強中。 ameblo.jp 今日は、台風の接近に伴い、大学での「HACCP(ハサップ)」研修は自宅でオンラインとなった。 「弁当を作らなくていい…

女将さんの塩むすび

中洲に1人で飲みに行った夜 「死んでしまった方が楽だ」 そう思ったことが、人生で3回ほどある。 そのうちの1回は、30代前半。 殺人や汚職などの事件を取材していたころだった。 他社に抜かれっぱなしで、自尊感情はズタボロ。 プライベートでも、解決が困難…

マイブームは「ちりめん山椒」

ひとふりで弁当を逸品に 最近、娘の弁当に欠かせない「ちりめん山椒」。 これ、ひとふりで「おいしかったよ」とLINEで感想が送られてくる。 パパ、スマホを片手にガッツポーズ。 2023年6月9日の弁当 妻は生前、「ふりかけ」の商品開発をしたい、と言っていた…

いのちの塩

きょうの弁当 ゆで卵に塩をひとつまみ。 海水を平釜で煮詰めて濃縮、結晶化させた昔ながらの製法で作った自然塩。 多くの若者に足りない栄養素は、タンパク質や炭水化物ではなく、ビタミンやミネラル。 倦怠感、精神不安定など心の問題を含む体調不良は、微…

娘の好きなふりかけ

三島ゆかり 人の名前ではない。 ふりかけの商品名だ。 弁当には、「三島のゆかり」を入れないと娘に怒られる。 弁当のふりかけは「三島のゆかり」一択(2023年4月3日) 以前、ゆかりを切らしてしまって、娘が不機嫌になった。 常に、ストックしておかなけれ…

独立宣言弁当〜失敗にくじけないたくましさを育てる

それは「大人になりたい」という子どもの本能 「弁当の日」の提唱者、竹下和男先生の著書「『ごちそうさま』もらったのは“命”のバトン」(自然食通信社)には、弁当作りを経験した子どもたちのさまざまなエピソードが収録されている。 僕が講演で毎回紹介す…

お金では買えないものの大切さ

弁当箱に詰め込んだメッセージ 今年、娘はサンタさんへの手紙を書かなかった。 10代最後のクリスマスだったのに。 hanamisosoup.com クリスマスは、贈り物の形をした愛情や思いやりを交わす日でもある。 そして、何よりも、娘の喜ぶ顔が見たい。 実は、3カ月…

ゆるゆるがいいね

「台所に立つ子どもたち」のその後 忙しくなってきた。 映画「弁当の日」自主上映会が全国で増えてきたのだ。 上映に併せて、アフタートークを依頼されることも多い。 先月は北陸、今月は沖縄、来月は大分で上映後のトークイベント。 今、大分上映会(2023年…

沖縄で映画上映と親子トーク

思い出いっぱいの島 沖縄には毎年、親子で出かけています。 亡き妻も大好きだった日本最南端の県。 その沖縄で、仲間たちと一緒に製作したドキュメンタリー映画「弁当の日 『めんどくさい』は幸せへの近道」の上映会が開かれます。 12月17日(土)午後2時半…

娘が弁当を作り始めた理由

「を」と「で」の違い 娘はアルバイトを経験し、お金を稼ぐ大変さに気づいた。 「お昼の外食は、バイト代が惜しいな。弁当ひとり分の食材費って150円ぐらいだよね」 亡き妻の教えを覚えていてくれたのだ。 わが家は、月曜、火曜、木曜の週3日が「弁当の日」…

妻に見せたい、19歳の娘

「ああ、これが親なのか」 保育園児の娘が運動会で走っている姿を初めて見たとき、涙が出た。 横では、妻が「はなちゃーん!」と絶叫していた。 僕は、動画撮影しながら「ああ、これが親なのか」と思った。 娘は2月生まれで、他の子どもたちに比べて体が小さ…

わが家のベランダ農園

朝のルーティン 午前5時半起床。 週の始まり月曜日は「弁当の日」。 1週間、がんばろ〜 夏だ〜 娘の玄米弁当作って〜 最近、雲仙ハムにハマって肉多め。酸性過多弁当。 ゆで卵に塩少々のひと手間が愛。 みそ汁盛りすぎ〜 昆布といりこの出汁。ナスとジャガイ…

妻が怒った理由(最終話)

想像力のある人に 結婚前の千恵の印象は、天然で鈍感でのんびり。 天然でのんびりは当たっていたが、鈍感ではなかった。 鈍感どころか、物事をいろんな角度から見ることができる豊かな感性を持っていた。 注:鈍感が悪いわけではない。鈍感であることが良い…

「毛が3本」の歌とブーメラン

ディープな飲み会の翌朝 週の始まり月曜日。娘の弁当を作る日だ。 昨日の飲み会があまりにもディープだったので、今朝は寝坊してしまった。 卵焼きとセセリを焼いて、昨日、のりちゃんにもらったトウモロコシご飯を詰め込んだら完成。うっかり、ブロッコリー…

病気を忘れるほど幸せを感じた場所

あるもので作る。できたものを食べる 毎週末、僕たち家族3人は佐賀の山奥に向かった。 目指す場所は、陶芸家川本太郎さんの自宅だった。 ここは、自然がいっぱい。空気もうまい。 太郎さんは、庭で火を起こし、僕たちを待ってくれた。 あるもので作る。でき…