はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

                                               仕事の依頼・問い合わせ                                      

夜中であろうとご飯を食べに来るマイペースな娘の彼氏

帰ってくるんかい! その日の朝、僕は娘の彼氏、ねすたに確認した。 「今日の晩ご飯、どうする?」 「サッカー部の遠征で遅くなるので、自分の家に帰ります」 彼は確かにそう言った。 だから、夕食は用意してなかった。 ところが、夜、ねすたは、わが家に戻…

娘に黙って家を空けて怒られた夏休み

子離れできそうな予感 梅雨が明け、昨日から海の近くで遊んでいる。 1泊2日の小旅行。娘に伝え忘れていたことに気づき、メッセージを送ると「家を空けるときは、ちゃんと連絡しろ」と怒られた。 子離れできるかもしれない、と思う今日この頃。 ひとりになっ…

亡き妻に子育てを託されて気づいたこと

教育の「本丸」は家庭 今年も1年分のみそを仕込んだ。 母と叔母にも手伝ってもらった。 2人を送る帰りの車の中でのことだ。 後部座席に座っていた叔母さんが、何の前触れもなく、僕に言った。 「信吾ちゃん、はなちゃんを立派に育て上げたね」 素直にうれし…

娘の彼氏が作った焼き物はやっぱり万能だった

手のひら返しが奏功 娘の彼氏、ねすたが作った焼き物を毎日触っている。 くどいようだが、ポテチを盛ってもいい感じ。 最初に見たときの感想は「なんじゃこりゃ」。 ところが、だんだん、その個性的で独特な世界観に魅せれてきた。 手のひらを返したように褒…

アマゾンプライムデーで買ったもの

今月のベストバイ アマゾンプライム会員限定のビッグセール「アマゾンプライムデー」が終わった。 今年は、食品やパソコン・カメラの周辺機材を中心にいくつか購入。 昨日、胸熱な商品が届いた。 セール期間中、タンブラーが2個付いてくる「サッポロ黒ラベル…

娘の彼氏のリクエストで人気のファミレスに行ってみた

見える世界が変わる 「今夜、何が食べたい?」 僕の問いに娘の彼氏ねすたは、こう答えた。 「久しぶりに、サイゼの辛味チキンが食べたいです」 「サイゼ」とは、圧倒的安値とコスパの良さで知られるファミリーレストラン「サイゼリヤ」のこと。幅広い世代に…

仕事部屋の椅子を買い替えて腰痛解消

人生の相棒 ハーマンミラーのアーロンチェアを使い始めて3カ月。これが、すごくいい。 以前は、長時間のパソコン作業をすると、腰の痛みで歩けなくなるほどだったが、今はどうってことない。アーロンチェアは、完成度が高く、次元が違うのだ。デスクワーク…

娘の彼氏がパスタ料理を作る理由

台所に立つことは尊い 娘の彼氏ねすたが、僕に手料理を作ってくれた。以前、わが家でカップ焼きそばを調理したことはあったが、ちゃんとした料理は初めてだった。 その日のメニューは「ホウレンソウとベーコンのペペロンチーノ」。 驚いた。カップ焼きそばの…

ドラッグストアで見つけた「ばあばの味」

プリンの素 最近のドラッグストアは何でもある。 薬以外のものを買うことのほうが多いぐらいだ。 先日、コイン型のリチウム電池が切れたので、自宅近くのドラッグストアに買いに行った。 ついでに、食品売り場で夕食の買い物をしていたところ、「プリンの素…

娘の彼氏が作った陶器の評判、右肩上がり

才能あるのか 娘の彼氏、ねすたが作った陶器の評判が良い。 彼の陶器について綴った7月3日のブログには、多くのコメントが寄せられている。 その中には「裏にサインを入れて売ってほしい」との要望も。驚くばかりである。 hanamisosoup.com 「検討します」と…

ガラケーに保存されたままの亡き妻のメール

3日間かけて1人前のカモを完食 「昔使っていた携帯電話に保存したままだよ。見る?」 イタリア料理店「テシマ」(福岡市南区大橋)のシェフの妻、法子さんが、そう言って僕に見せてくれたもの。 それは、16年前、亡き妻千恵が法子さんに送ったメールだった。…

妻の命日に思う

大切な人を亡くした後、どう生きるか きょうは妻の命日。 2008年7月11日、千恵は天に召された。 あれから16年。 いろんなことがあった。 絶望からの味噌作り。 週末農業。 PTA活動。 本の執筆。 本の映画化。 講演活動。 再婚を考えたこと。 いのちのうたの…

老後は「娘の七光り」で生きていく

お気に入りの惣菜パイ 最近、娘が毎日ブログを投稿し続けている。 アクセス数を聞いて驚いた。 もう、立派なブロガーである。 老後は「娘の七光り」で生きていこう。 あらためて、そう思った。 さて、きょうは、娘が投稿した「アップルパイの応用編」をリブ…

遠慮がないけど憎めない娘の彼氏

テストが終わって 娘は大学生活最後の試験が終わった。 勉強漬けの日々から解放され、パパにオムライスを作ってくれた。 娘の彼氏、ねすたは大学3年生。 まだまだ試験は続くが、一旦はお休み。 娘がオムライスを作っている間、裸になって腕立て伏せを始めた…

存在感増す娘の彼氏が作った焼き物

ねすたの「お玉置き皿」 娘の彼氏、ねすたが作った焼き物が、わが家で存在感を増してきている。 hanamisosoup.com 今朝、みそこしを置いてみたら、これも見事にはまった。 不思議なものだ。 不格好と思っていた皿が、こうしてみると、見た目がいい。 見た目…

車で1時間かけて毎月通ううどん屋さん

食べたいのか、会いたいのか おいしい料理を出してくれる店は、都会には山ほどある。でも、僕も娘も「家めし」が好きなので、外食はあまりしない。 そんな僕たち親子が、定期的に通うことを楽しみにしている飲食店がある。 月に一度だけ営業する福津市津屋崎…

娘の彼氏が作った不格好な皿の焼き物

物は使いよう 「なんだ、その皿。不格好やなあ」 先日、娘の彼氏のねすたが作った焼き物は、お世辞にも美しいとは言い難かった。 hanamisosoup.com 皿の縁が水平ではなく、曲がっていたり、ところどころにくぼみがある。 しかも、分厚い。 娘が作った皿の方…

飲食店で働く娘の姿を初めて見た日

亡き妻も好きだった味 3年前、娘が大学1年生の頃だった。 「うどん屋さんで働きたいんだけど。家の近くにある、あの店だよ」 びっくりした。娘が面接を申し込んだ店の男性経営者とは面識があったからだ。 かつて、その男性が従業員として働いていた福岡市西…

食事の時間を守れず、娘に叱られる彼氏

夕食時間は午前4時44分 朝、台所に行くと、食器がきれいに洗ってあった。 つまり、昨夜の夕食は食べたということか。 娘の彼氏ねすたのことである。 彼は今、大学の試験中。 毎晩遅くまで、大学の図書室で勉強に打ち込んでいる。 集中すると、時間を忘れてし…

遠方の友人を連れて行きたい福岡の個性的なうどん店

つゆの表面には脂の膜 5時起床。妻の遺影に手を合わせて、掃除、洗濯、メールのチェック。 ふだんは、6時半ごろから朝食の支度をするのだが、きょうは早朝、車を運転し、以前から行きたかった場所に向かった。 目的地は、福岡市東区箱崎の「うどん箱太郎」。…

家族3人で移住を考えていた場所

山の暮らし 太郎さんと出会い、彼の家に通うようになって、僕たち夫婦は、山の暮らしに魅せられた。娘が小学校に入学する前のタイミングで、山に引っ越すことを考えていた。 hanamisosoup.com 久しぶりに太郎さん宅を訪ねた(2024年6月2日)撮影:ねすた ワ…

大切な人の顔を思い浮かべながら

陶芸と料理 梅雨入り前の6月上旬、娘たちと佐賀の山に出かけた。 向かったのは、陶芸家の太郎さん宅。 亡き妻の遺骨は、太郎さんが作ってくれた骨壷に入れている。 僕らは、そんな関係だ。 最近、娘は焼き物に興味を持っている。 その日、娘は太郎さんの仕事…

60歳、楽しいことだけをやりながら生きていく

もういいよね 楽しいことしかするつもりはない。 ストレスを感じる場所には足を踏み入れない。 理屈っぽいのは、お断り(お前がいうな)。 本当に信頼できる友が数人いればいい。 頑固にならず、柔軟に。 お金に振り回されず、生活をサイズダウンする。 60歳…

あこがれの人と一緒に記念撮影をしたい

これが「沼」ってやつだろうか 一眼ミラーレスカメラを買った。 高倍率ズームキットのLUMIX S9というカメラ。 コンパクトで「カッコかわいい」。 ヌメ革のストラップをつけてみた。 見ていて飽きない。 昨夜は、こいつを眺めながら、ハイボールを3杯飲んだ。…

うな重から垣間見える人生哲学

博多の老舗「吉塚うなぎ店」 年に2回ほど、うなぎを食べに行く。 自分へのご褒美だ。 行く店は、だいたい決まっている。2回のうち1回は、福岡市・中洲の「吉塚うなぎ屋」。創業明治6年、博多の名店である。 いつも注文するのは、「特うな重(6切れ)」。表…

汚名返上のために料理の腕を磨いた娘の彼氏

娘の発案「お家で居酒屋」 娘の発案で、自宅を居酒屋に見立てて夕食を楽しもう、ということになった。 「パパは“お客さん”」という設定だ。素晴らしい企画である。 料理人は、娘と娘の彼氏ねすた。先日、ねすたは即席麺のソース焼きそばを作ってくれたが、失…

年上の友人ができたことを亡き妻に報告

ボクシング仲間にもらった胡蝶蘭 ボクシングジムに通い始めて、約1年半。 ストイックな環境が性に合っているのか、居心地がいい。 会員の年齢層は30代から40代の男女が中心。 僕が一番年上と思っていたが、そうではなかった。 67歳の男性がいた。 アサイさん…

四日市の主婦に気づかされた今後の生き方

「生きる力」を子どもたちに 三重県四日市市での「弁当の日」上映会と講演を終えた翌朝、僕はホテルを出て帰路についた。新幹線に揺られながら、これからの生き方を考えた。 あと5年ぐらいしたら、趣味のカメラとウクレレを楽しみながらのんびり暮らそう。実…

「父の日」に娘から届いた今風の贈り物

シングルファーザーも悪くない 三重県四日市市での仕事を終えて博多駅に着くと、スマホが鳴った。 娘からのLINEの着信だった。 きょうは「父の日」。 娘は夜遅くまでアルバイトがあるため、出張帰りのパパとは入れ違い。 そこで、コンビニでの商品引換が可能…

娘の遊び相手はパパだけだったあの頃

今は「恋愛レボリューション」な娘、21歳 疲れて仕事から帰宅すると、いつも娘のダンスに付き合わされた。「パパ、見て見て〜。この曲踊れるようになったよ。動画撮って〜」。夜の遊び相手はパパだけだった。パパらぶだった。 今はカメラを向けると逃げられ…