はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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家族と生きる幸せ

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「ありがとね、ムスメ」

娘に読んでほしい、この日の妻のブログ。
パパも同じ気持ちだよ。
 

2004年12月20日撮影

 

感慨深い日 〜1年前の私から〜(2007年9月26日)

 
大したことはしていないのですが、
今日は、本当に、感慨深い1日でした。
 
なぜなら、1年前の今頃、私は、病院のベッドの上にいて、
管につながれていたからです。
治療のための、たった1週間の入院でしたが
 
夜中、眠ることができないほどの身体のあちらこちらの痛みに耐え、
布団の上でうめいていました。
 
 
家族と離れて過ごさなければならない現実に、涙していました。
 
 
1秒、1分、1時間、1日。
 
 
今日は、
こうして生きているありがたみを、かみしめました。
 
1年前、お医者さんから「3カ月後には、黄疸が出て寝たきりになるだろう」と断言されていました。
 
 
それから1年。
 
 
お医者さんからそう言われて、しばらくの間は、
正直、今の自分を想像できなかった。
 
 
肝臓のCT画像で、がん細胞が「数えたくないほど」うようよ。
 
肝機能の数値はうなぎ昇り。
 
正常な細胞がほとんどなくなっている肝臓の画像を見ながら、
両肺に、星屑のように散らばったがんを見ながら、
「どうしよう・・・」と、途方に暮れていました。
 
 
決して平坦な道ではなかったです。
 
 
でこぼこしてた。
 
 
でも。
 
 
私の闘病を取材中のダンディーT(西日本新聞の田中耕記者)によると、私の主治医が、彼にこう言ったそうです。
 
 
「千恵さんは、私たちの想像をはるかに越える勢いで良い方向に向かっています」
 
 
何よりもうれしく、励みになる言葉です。
 
こうして今日も無事に過ごすことができた。
 
 
たくさんの人に支えられて、ここにいることを実感します。
 
 
美しい中秋の名月を眺めながら、
来年も再来年も、この月を見ようと思うのです。
希望を持っているのです。
 
 
こうやって、1年間無事に過ごせたことにまず感謝して。
そして、がんだからって、あきらめないでいようと強く強く思うのです。
 
 
フルタイムで仕事したっていいんです。
遊んでたっていいんです(可能なら^^;)。
 
がんだからって、お家の中に閉じこもらないで。
家族も心配だからって、がん患者を家に閉じ込めないで。
 
 
どんどん出かけていいと思うのです。
(白血球が低下していたり、体力がない人は体力に応じて)
 
 
したいことをして、大きな夢を抱いていいと思うのです。
 
 
人生は、一度きりなんですから。
 
 
 
「早寝早起き、時々、玄米生活」をベースにするのが、私には合っているみたい。
無理をせず、亀並みに。
もうしばらく、続けてみようと思います。
 
 
そして、もっともっと、元気になりたい。
 
 
気がついたら、がんが治っていた。
 
 
それが、私の大きな目標です。
 
 
思い切って帽子も脱いで外を歩いた今日の気持ちのよいこと。
 
 
すべてが、キラキラ光って見えました。
 
 
「思い切ってバッサリ切ったね!」
 
「似合ってる!」
 
会う人、会う人、そう言ってくれました。
正確に言えば、切ったんじゃなくて、伸びたんだけどね(笑)
 
 
そんな気分の良い夜のBGMは、イラストレーターの上大岡トメさんが、「すばらしい音楽だから聴いてみて」と、去年、私にCDをくださった「Celtic Woman」。
 
 
16曲目の「You raise me up 」を聴いていたら、
 
後ろから「ママ、見て~~~~~!!」と呼ぶ声が。
 
 
振り返ると、ムスメが、股をおっぴろげて、


荒川静香さんのイナバウアーの真似をしていました(笑)
 
 
ありがとね、ムスメ。
 
あなたのおかげで、ママは、人生何倍も得してるような気がするよ。

2004年12月19日撮影

 

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