社会を見る目
自家製みそ作り、腸活、ファスティング、ダンボールコンポスト、生ごみリサイクル、持続可能な暮らし‥。
闘病中の千恵が、生活に定着させようとしていた取り組みだ。
今でこそ、よく耳にするが、15年前は世間の会話にこれらのワードが登場することは、ほとんどなかった。
先日、娘が、千恵のブログを振り返りながら、つぶやいた。
「ママは、15年先を走ってたんやね」
妻は自分のことを「のんびり歩む亀」に例えていたが、社会を見る目は間違ってなかったように思う。
以下、本日紹介する千恵のブログは「授粉」の話。
熱中 〜授粉〜(2007年6月4日)
以前、日記にチューリップの球根を植えたらカボチャが出てきた、という笑い話を書きました。
カボチャの生命力、かなり強いです。
そのカボチャ、ぐんぐん成長し、とうとう花をつけました。
三十路のわたくしが今熱中していること、それは、授粉(笑)
昨日は、夢の中で授粉に成功ました(夢にまで見るなって話ですが^^;)。
雄花しか咲いていなかったので、やきもきしていたところ、今朝見たら、雌花と雄花が同時に花を咲かせていました。
アタックチャ~ンス!!
放っておいても、ミツバチがいるわけでもないので、人間の力で授粉させてあげないといけない、ということを、先日、筑紫野市の農家八尋幸隆さんに教えてもらいました。
(八尋さんのことは、おいおい書きます。福岡には、すごい生産者の方がいるんです)
「放っておいたら、実はいっちょん実らんで葉っぱがぐんぐん伸びるだけばい」
人工交配は、早朝ほど着果がよくなるので、遅くとも午前10時までに授粉しなければならない、とのこと。
へえ~、知らなかった~。
小学校で習ったはずなのに、そんな四半世紀も昔のことなど、きれいさっぱり忘れています。ミツバチの力って、すばらしいんですねえ。
教えてもらった通りに、実行。
資料によれば、10日ほどでカボチャの形になるとか。
楽しみ!
本当に、楽しみ!
ベランダで食べ物ができるなんて、うれしい!
うれしすぎて鼻血が出そう。
家のベランダには、今、ブルーベリーが実をつけだし、ニンジンとダイコンが葉っぱを広げています。
間引きしたニンジン葉は、チヂミや餃子の具にし、ダイコン葉は、みそ汁の具に。
無駄がない。
しかし、これらを狙っているやつが、約2匹。
これから、数カ月、闘いが始まります。
カンカンカーン!
ふぁいっ!
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最近、気になっている本。こんな老後を目指したい。
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「農は天地有情」。名著です。減農薬運動に取り組んだ八尋さんが紹介されています。
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