2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧
夕食時間は午前4時44分 朝、台所に行くと、食器がきれいに洗ってあった。 つまり、昨夜の夕食は食べたということか。 娘の彼氏ねすたのことである。 彼は今、大学の試験中。 毎晩遅くまで、大学の図書室で勉強に打ち込んでいる。 集中すると、時間を忘れてし…
つゆの表面には脂の膜 5時起床。妻の遺影に手を合わせて、掃除、洗濯、メールのチェック。 ふだんは、6時半ごろから朝食の支度をするのだが、きょうは早朝、車を運転し、以前から行きたかった場所に向かった。 目的地は、福岡市東区箱崎の「うどん箱太郎」。…
山の暮らし 太郎さんと出会い、彼の家に通うようになって、僕たち夫婦は、山の暮らしに魅せられた。娘が小学校に入学する前のタイミングで、山に引っ越すことを考えていた。 hanamisosoup.com 久しぶりに太郎さん宅を訪ねた(2024年6月2日)撮影:ねすた ワ…
陶芸と料理 梅雨入り前の6月上旬、娘たちと佐賀の山に出かけた。 向かったのは、陶芸家の太郎さん宅。 亡き妻の遺骨は、太郎さんが作ってくれた骨壷に入れている。 僕らは、そんな関係だ。 最近、娘は焼き物に興味を持っている。 その日、娘は太郎さんの仕事…
もういいよね 楽しいことしかするつもりはない。 ストレスを感じる場所には足を踏み入れない。 理屈っぽいのは、お断り(お前がいうな)。 本当に信頼できる友が数人いればいい。 頑固にならず、柔軟に。 お金に振り回されず、生活をサイズダウンする。 60歳…
これが「沼」ってやつだろうか 一眼ミラーレスカメラを買った。 高倍率ズームキットのLUMIX S9というカメラ。 コンパクトで「カッコかわいい」。 ヌメ革のストラップをつけてみた。 見ていて飽きない。 昨夜は、こいつを眺めながら、ハイボールを3杯飲んだ。…
博多の老舗「吉塚うなぎ店」 年に2回ほど、うなぎを食べに行く。 自分へのご褒美だ。 行く店は、だいたい決まっている。2回のうち1回は、福岡市・中洲の「吉塚うなぎ屋」。創業明治6年、博多の名店である。 いつも注文するのは、「特うな重(6切れ)」。表…
娘の発案「お家で居酒屋」 娘の発案で、自宅を居酒屋に見立てて夕食を楽しもう、ということになった。 「パパは“お客さん”」という設定だ。素晴らしい企画である。 料理人は、娘と娘の彼氏ねすた。先日、ねすたは即席麺のソース焼きそばを作ってくれたが、失…
ボクシング仲間にもらった胡蝶蘭 ボクシングジムに通い始めて、約1年半。 ストイックな環境が性に合っているのか、居心地がいい。 会員の年齢層は30代から40代の男女が中心。 僕が一番年上と思っていたが、そうではなかった。 67歳の男性がいた。 アサイさん…
「生きる力」を子どもたちに 三重県四日市市での「弁当の日」上映会と講演を終えた翌朝、僕はホテルを出て帰路についた。新幹線に揺られながら、これからの生き方を考えた。 あと5年ぐらいしたら、趣味のカメラとウクレレを楽しみながらのんびり暮らそう。実…
シングルファーザーも悪くない 三重県四日市市での仕事を終えて博多駅に着くと、スマホが鳴った。 娘からのLINEの着信だった。 きょうは「父の日」。 娘は夜遅くまでアルバイトがあるため、出張帰りのパパとは入れ違い。 そこで、コンビニでの商品引換が可能…
今は「恋愛レボリューション」な娘、21歳 疲れて仕事から帰宅すると、いつも娘のダンスに付き合わされた。「パパ、見て見て〜。この曲踊れるようになったよ。動画撮って〜」。夜の遊び相手はパパだけだった。パパらぶだった。 今はカメラを向けると逃げられ…
宅配ボックスに不審な荷物 自宅マンションの宅配ボックスがリニューアルされた。 新調された宅配ボックスは電気式。 液晶パネルに暗証番号を入力すれば、ボックスがパカっと開く。 防犯性が高く、日中の不在が多いわが家にとっては大変助かるシステムである…
自分をほめてもいいですか 娘の彼氏ねすたは、年間を通じて、ほとんど、わが家で過ごしている。 その理由がうれしい。 パパの手料理が気に入っているらしいのだ。 昨夜、ねすたは家庭教師のアルバイトを終えて帰宅。 彼の好きなホタテの冷製パスタを作った。…
抱腹絶倒の夜食タイム 娘の彼氏ねすたが、僕にソース焼きそばを作ってくれた。 寝る前の即席麺だが、関係ない。 その気持ちがうれしい。 パパは「ペヤング」。ねすたは「どん兵衛きつねうどん」。 亡き妻もきっと許してくれるだろう。 調理をしながらボケま…
17年前の食卓でも 娘のはなと彼氏のねすたが、アルバイトから帰宅する時間はいつも遅い。若いとはいえ、学業と仕事の両立させるには体力勝負。食がおろそかにならないように、栄養たっぷりの夕食を用意するように心がけている。 先日、買い置きしていた牛バ…
存在を認められるということ 昨日は、久留米市立犬塚小学校で講演をした。演題は「食べることは生きること」。食を通して、子どもたちを評価するのではなく、存在そのものを認めることの大切さを伝えたかった。 参加者は、犬塚小の児童とPTA、「犬塚校区まち…
夜、花と酒を楽しみながら 両親の健康状態を確認するため、月に2回、実家の福岡県宮若市に帰っている。 実家から福岡市の自宅に戻る途中、必ず寄る場所がある。 久山町にある「久山植木」。 いつからだろうか。ここで、花を買うようになった。 若かったころ…
妻がこの世にいた証し 今でもはっきりと覚えている。2015年8月31日の夜、祭壇の前に布団を2つ並べて、部屋の照明を消したときだった。中学1年生の娘が妻の遺影を見つめながら、ぽつりとつぶやいた。 「ママはどうして、私を産んだのかなあ。もし、私を産まな…
味の決め手はかつお節 娘が大学受験を目前に控えた冬の夜だった。 厳しい寒さの中、塾から帰宅した娘が「あったかいラーメンが食べたい」と言った。 冷蔵庫に生麺の残りがあったので、自家製のしょうゆラーメンを作った。 材料は、しょうゆと鶏がら粉末、ラ…
10円アイスを食べていた昭和の時代 夜、娘と娘の彼氏と3人で外食した帰り道。 ほろ酔い気分で「ちょっと、コンビニに寄ろうか」と言ったのがいけなかった。 高級アイスをねだられた。 あーそうやった。忘れていた。 2人を連れてコンビニに行くと、いつもこう…