はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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「じゃあ、おっぱいやめます」

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食を通じた「生教育」を語る助産

亡き妻千恵が大切にした「食べることは生きること」。

この言葉の意味を教えてくれたのは、福岡県行橋市の内田美智子先生だ。

食を通じた「生教育」の語り手でもある。

千恵は、内田先生を姉のように慕い、母のように頼りにしていた。

はなと内田美智子先生。北九州市であった内田先生の講演会で(2008年2月14日)

内田先生の著書「ここ」の表紙カバーのイラストは、娘のはなが4歳のころに描いた家族の絵。左がパパ、右はママ。真ん中の娘は手を上げて喜んでいる。頭から出ている芽は「いのち」を表現。千恵はこのイラストをとても気に入っていた。

段ボールの造作物は、千恵の手作り。

 

2014年11月7日付、朝日新聞「ひと」
2007年6月、内田先生と千恵は急接近した。僕が内田先生の本作りに携わった縁で引き合わせた。千恵が亡くなる直前、内田先生は頻繁に自宅に見舞いに訪れた。
ストレスで何も食べられなくなった僕を叱り、介護で心が折れそうになった夜は「今、踏ん張らないでどうする。千恵さんには信吾さんしかいないから」と励ましてくれた。
 
以下、本日紹介する千恵のブログ。
内田先生との「再会」を喜んだ千恵。
この日から約1年間、短い期間ではあったが、千恵と内田先生の濃密な付き合いが始まった。
初めて病院を訪れた日、内田先生から聞いた、授乳中の母親の一言。
「じゃあ、おっぱいやめます」。その理由とは‥。
 
「じゃあ、おっぱいやめます」(2007年6月22日)
 
福岡県行橋市の「内田産婦人科医院」へ行ってきました。

産科、婦人科には、昼も夜もありません。
夜中も呼び出されるから、ご自宅も病院も同じ敷地内。
ご自宅も兼ねた病院の外観は、こんな感じ。
 
DSCN2503.jpg
 
玄関を入るとすぐに飛び込んでくる、こちら。
どこに行っても、先に目がいってしまいます。
年に数回、こちらでサロンコンサートも開かれているそうです。
 
DSCN2485.jpg
 
壁紙一枚貼るのにも気を遣い、化学的な塗料は一切使ってないそうです。
全てが木造りの、温もりのある空間でした。
木造りだから、音がよく響くだろうな~。


内田美智子先生です。
 
DSCN2496.jpg
 
最近お会いしたばかりなのですが。
実は7年前に、私たちは違う形で会っていたのです。
再会は、運命でしょうか。
 
たまたま私が行った日に、先日お会いした助産師の福田美幸先生もいらっしゃいました。
これもやはり、たまたまじゃなくて、必然というやつでしょうか。

また、ハグハグしてしまいました。
すかさず、内田先生とのツーショットを。
 
DSCN2488.jpg
 
「福田先生は、飛ばしやさんよ~♪」と内田先生。
 
どんなにおっぱいがつまった人も、福田先生の手にかかると、ピューピューおっぱいが出るようになるそうです。
 
さて、福田先生とのハグもすんで、
ピアノの先にある螺旋階段を登ると・・・・
 
DSCN2494.jpg
 
そこにいたのは・・・
 
DSCN2491.jpg
 
産まれて3日ほどたった赤ちゃん。
沐浴が終わったばかり。
湯気が出ていて、ほやほやです。

かあああわいいいいいい~~~~~。
何時間見ても、見飽きません。

内田先生いわく「赤ちゃんは、ものすごいエネルギーのかたまりだから、こちらもすごく元気をもらえるの。例えば、腰のまがったおばあちゃんに赤ちゃんを抱かせると、腰がしゃきっと伸びるのよ」と。

ガラス越しでしたが、私もエネルギーを分け与えてもらいました。
 
DSCN2498.jpg
 
内田産婦人科医院のある日の昼食。
食事は、基本和食。
お肉は、週に1回だけだそうです。

お野菜は、一部ここで作られています。

敷地内にある畑。
 
DSCN2502.jpg
 
キャベツとジャガイモ、ご~ろごろ。
 
DSCN2500.jpg
 
ヤマイモさん。
 
DSCN2501.jpg
 
病院で出た生ゴミが、コンポストに入り、土に還る。
ちゃんと、循環しています。
完全無農薬の「元気野菜」たち。
 
と、いろいろ話していたら、先生、お産に呼ばれたみたい。
 
内田先生、「ジャガイモ、掘って、持って帰って~」と言いながら、奥の方へ行ってしまわれました。
 
お産は、24時間フル活動。
いつやってくるかわからないものですものね。
 
お仕事中に、失礼いたしました。
 
お話の中で、驚いたこと。
 
先生から聞いた、あるお母さんのセリフ。
 
「授乳中の喫煙は、赤ちゃんに悪いんですよね?
じゃあ、タバコはやめられないから、おっぱいやめます」って。
 
 
えええええええええええ~~~~~!!!
 
どんだけええええ~~~~~!!!
 
と、先生も、若いお母さんたちの教育に、頭を抱えていらっしゃいました。
 
 
私の女性友達にもタバコを吸っている人はいます。
 
でも、皆さん、妊娠や授乳はしていないし、マナーを守って吸っている方ばかり。
 
 
内田先生のお話は、強烈でした。
 
 
まずは、お母さんの教育から。
 
日本の未来が明るく美しいものになるために、私たちは何をすべきなのか・・・