はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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「お笑い」は病と向き合う意思表示

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「負けてたまるか」

本日紹介する千恵のブログは、乳がん治療の話。

自分自身の備忘録。加えて、がん患者、その家族に向けた発信だったに違いない。

締めくくりは、お約束の笑いネタ。

ふざけているように感じる人もいるだろうが、

僕には、「負けてたまるか」という妻の強い意志が伝わってくる。

抗がん剤の副作用を解説した印刷物を手にする千恵(2007年9月28日)
※以下、2007年当時の情報です。
 
ちょっとやられてます 〜ナベルビン投与開始〜(2007年7月9日)
 
予防の意味でのナベルビンの投与を、先週金曜日より開始しました。
 
ここ数日、副作用でちょっとやられていますが、ぼちぼち元気にやっています。

抗がん剤は、どの薬も「耐性」という性質を持っています。なので、一度使った薬は、使っても効果が得られないことが多く、二度使うことは滅多にありません。
 

ですから、私がこれまでに使ってきた

抗がん剤
AC療法(アドリアマイシン、シクロホスファミド)(点滴薬)
タキソール(点滴薬)
ゼローダ(飲み薬)
タキソテール(点滴薬)
 
 
ホルモン剤
ゾラデックス(腹注射)
ノルバデックス(飲み薬)
アリミデックス(飲み薬)

は、今後、使うことはないと思われます。
 
抗がん剤であるハーセプチン(点滴薬)は、効果が出る人と出ない人に分離され、私は効果が出ない人という検査結果。
ゼローダが合わなかったので、ゼローダの兄弟分にあたるTS-1も、効果はそんなに得られないだろうとのこと。


で、選択肢はどんどん減ってくるわけですが、今後、厚労省より認可されていく薬も多々待ち構えているわけで、今使っている薬が効かなくなってくる頃に、新しい薬の認可が下りて、使えるようになります。
 
 
特に乳がんには、こういう薬が多々待ち構えているので、主治医いわく「乳がんは、他のがんに比べたら治療薬がいっぱいあるから、いいんですよ」とのこと。
 
そういう新しい薬は、日本での症例はほぼありませんが、欧米では多くの症例が出ているので、まあ、安心して(?)使えるようになるというわけ。


というわけで、選択肢は少なくなりましたが、ハゲと浮腫がきつい薬であるタキソテールに戻らなくてよかった、と胸をなでおろしているところです。
 
 
今使っている薬、ナベルビンは、元々、肺がんの治療薬として長く使われているもの。
近年、再発乳がん(遠隔転移)にも効果が認められ、使われています。
 

主な副作用は、ナベルビン投与後数時間~数日は
吐き気、嘔吐、発熱、アレルギー反応(皮膚の赤み、かゆみ、じんましん)血管炎、血管外漏出、静脈炎、食欲不振、倦怠感、便秘、下痢、食欲減退。
 

数日、数週間
白血球減少
感染しやすい(発熱、肺炎など)
口内炎

などなど。

投与初日はだるさを感じるくらい。
 
 
それと、ちょっと微熱(37度4分くらい)。


今は、口内炎、だるさ、食欲不振を感じています。それと、これは私だけかもしれませんが、体の内側から、針で刺されたようなちくちくとした痛みを感じています。


出た。抗がん剤、ダイエット。

投与4日目にして、あっという間に20歳時の体重になりました。
 

あんまり、うれしくないけど。
食べないでやせた分は、すぐに元に戻るので、あんまり気にしないことにします。
 
 
再発乳がんの場合のナベルビン投与は、週1回投与を2週間続けて打って、3周目はお休みするというもの。これが、1サイクル(1クール)

これを、何クール続けるのかは、まだ未定。
今後の検査の結果によるので、良い結果が出るように頑張りたい。


パソコンにも、あんまり近づきたくない気分の時もあり、今後は、ぼちぼち書くようになると思います。体調が悪くなったわけではないので、ご心配なく。
 

(2007年7月6日)
血管炎予防のため、ホットパック(じんわり温かいタオル)で腕と血管を温めます。
血管の出にくい私。
医師の配慮により、点滴ではなく、注射にてナベルビンを投与される。
ぶっとい針です。痛みは感じませんでした。
 

(2007年7月6日)
血管炎予防のため、血管内にナベルビンが残らないように、すぐに生理食塩水で洗い流します。
 
その後、改めて生理食塩水を投与。
 

(2007年7月6日)
あ~、この天井見てると、いろんな思いがよぎってきます。
 
天井を見ない生活、目指したい。
 
 
ところでこの写真、看護士さんに頼んで撮ってもらったもの。
 
 
看護士さんが、「きゃ~。ちゃんと撮れたかしら~?」と言うので、担当医が「どれどれ」とチェックしてくれました。
 
 
しかし、担当医、間違えて、前の写真をクリック。
 
「あっ・・・ごめん」
 
どうやら、「めまん」を見られた様子。
 
 
その後、にこやかに、無言でカメラを返してもらいましたが。
 
 
何か!何か、コメントを!!
 
 
 

どちらさまも、うっかりクリック。

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