家庭教師は娘の彼氏
朝からそわそわしていた。大阪から元読売テレビアナウンサー(現フリーアナウンサー)の清水健さんが、小学生の一人息子を連れて、わが家を初めて訪ねてくるからだ。2人の到着は夜なのに、昼過ぎにはバーベキューの準備が整っていた。
清水さんの妻奈緒さんは妊娠直後に乳がんが発覚。男の子を産んだ後、29歳で亡くなった。親子3人が一緒に過ごした期間は112日間だった。
7年前、文藝春秋の対談企画「シングルファーザーが語り合う 命がけでわが子を産んだ妻たち」で初対面。その後、大阪での清水さんの講演会にゲスト講師として招いてもらったり、2人でライブ配信をやったり。来月は、大分市で一緒に仕事をする。僕らは、年に1、2回程度しか会わない。会っても数時間。でも、濃密に。そんな関係がずっと続いている。
縁とは不思議なものだ。今は、娘の彼氏のねすたが、彼の息子さんにオンラインで勉強を教えている。ねすたの家庭教師は、まったくの想定外だった。縁は人生に彩りを加えてくれる。実におもしろい。
福岡と大阪。距離は離れているが、心はつながっている。
この縁を大切にしつつ、子どもたちをしっかりサポートしていきたい。
亡き妻たちが安心してくれるように。
撮影は、清水さんの息子。
いつか清水さんをゲストに招きたい。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。
リンク
リンク
リンク
リンク