大切な人を亡くした後、どう生きるか
きょうは妻の命日。
2008年7月11日、千恵は天に召された。
あれから16年。
いろんなことがあった。
絶望からの味噌作り。
週末農業。
PTA活動。
本の執筆。
本の映画化。
講演活動。
再婚を考えたこと。
いのちのうたの継続。
娘の思春期、反抗期。
毎日の弁当作り。
早期退職。
フリーランスへの転身。
ドキュメンタリー映画の製作。
無駄なことなど何ひとつなかった。
喜びも悲しみも、苦しみもすべてに意味があった。
ひとつひとつの経験、そして、人との出会いが「大切な人を亡くした後、どう生きるか」を教えてくれた。
今でも、ふとしたことで涙が止まらなくなることがある。
しかし、かつての悲しみとは明らかに違う。
つらくて苦しいだけだった悲しみが「すばらしい悲しみ」に感じられるようになった。
愛着の対象であった存在からの応答を永遠に失ったとしても、決して失われないものがある。あふれる涙が、「こんなにも千恵のことが好きだったんだ」と気づかせてくれた。
グリーフは抱えたままでいい。
無理に乗り越えるべき感情ではなかった。
今夜は、娘と娘の彼氏と一緒に、なじみのイタリア料理店に行く。
そこは、千恵と最後に外食をした店。
思い出をいっぱい語り合いたい。
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