夢のような時間
7年前、ドキュメンタリー映画の仕事で、女優の石田ゆり子さんにナレーションを依頼した。
朝から夜まで、録音スタジオでゆり子さんと一緒に過ごした。休憩時間には隣でサンドイッチをつまみ、コーヒーを飲んだ。夢のような時間だった。
その後、彼女の好きなタイプが「ジャージの似合う男」であることを知った。
以来、僕の正装はジャージである。
今朝、目覚めると、ベッドの横に新品のジャージが置かれていた。
娘からだった。
娘は寿司店と掛け持ちでアパレル店でも働いている。
昨日は、初売りで朝から店頭に立った。帰宅は夜11時。
僕が長年、着続けているジャージがボロボロになっていることを知っていたため、仕事の休憩時間を利用して買ってきてくれたのだ。
ありがとう、娘。
パパ、頑張るよ。(←何を頑張るんかいっ!)
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