娘が仕掛けたサプライズ
仕事を終え、自宅に着くと、クラッカーの音が鳴り響いた。友人たちが、わが家のリビングで待ち伏せしていた。ドラえもんの格好をしたお母さんもいた。
2014年9月11日。51歳の誕生日。小学生の娘が僕の友人らと連絡を取り合って仕掛けたサプライズだったのだ。楽しかったなあ。
ほとんどの友人が、まちづくりワークショップで出会った仲間たち。その後、それぞれがそれぞれの道を歩み始め、子どもたちの成長とともに会う機会は減っていった。人生とはそういうもの。それでいいのだ。
あれから10年。
昨日、61歳になった。
娘は、大学の卒論で忙しそうだ。
ひと段落したら、映画を見に行くというので、早い時間にカレーを作って一緒に食べた。
来年は、どんな誕生日を迎えるのだろうか。もし、神様がひとつだけ願いをかなえてくれるのならば、亡き妻に会いたい。会えるのだったら、死んでもいい。
未練がましいが、なんとかならないものだろうか。
あ、でも、死ぬ前にタラバガニを腹いっぱい食べたい。特大のやつ。オマール海老でもいい。食べずに、あの世にいくなんて考えられない。
死ななくても、こちらは、なんとかしたいものである。
一番つらかったときに支えてくれた友人たちに感謝。
ここでも妻に会えますな。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。
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