はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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命がけであなたを産んだ①

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21歳の誕生日に

はな、誕生日おめでとう。

21年前の今日(2/20)、僕たち夫婦の長女として、生まれてきてくれてありがとう。

大きな病気もせず、事故にも遭わず、よくぞ、ここまで育ってくれました。

よくぞ、今日まで生き続けてくれました。

 

パパも、はなのおかげで幸せな日々を過ごすことができた。ただ、心残りが一つだけある。パパがママの命を守り抜くことができなくて、はなにはつらい思いをさせてしまったこと。

 

君は決して、口には出さないけど、パパは知っている。ママの日記は読まないし、ママの好きだった歌は聞かない。昔の家族写真も見ようとしない。小中学校の行事や友人関係では戸惑うことがあったり、複雑な感情が湧き起こることもあったと思う。幼いころ、ママがステージでよく歌っていた「ふるさと」をピアノで演奏しながら泣き出したこともあったね。でも、いつかきっと、笑顔で「ふるさと」を弾ける日が訪れるはず。そんな気がする。

 

幼少期からダンスを踊るとき以外は、引っ込み思案。物静かで、おとなしい性格だったが、社会に巣立つ日が近づくにつれて、「自分は何者なのか」を考えるようになり、将来を見据え、何事にも積極的に挑戦するようになった。まるで、がん発病後に生きることに全力を傾けたママの姿を見ているようだ。

 

あとどのくらい一緒に暮らせるかわからないが、その時間が残り少ないことは確かだ。

君がこの家を離れる前に、パパから伝えておきたいことがある。ママがどんな気持ちではなを産み、どれだけ愛したかを。知っているとは思うけど、あらためてもう一度。

 

心の中に深く刻んでおいてほしい。

 

(続く)

福岡市の「浜の町病院」で出産(2003年2月20日

 

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