食べ物さん、ありがとう
大切なことはユーモアをまじえて伝える。
千恵は、この本からその極意を学んだのかもしれない。
亡くなる91歳まで若さを保ち、自身の栄養学を実証した川島四郎先生の名著「食べ物さん、ありがとう」。
人の健康度がわかるのは、何を食べたかより何を出したかの方だ。
立派な便が出るときは、腸内細菌の状態もいい証拠。体の免疫機能も働いている。
以下、「腸活」という言葉が、まだ世の中に定着してなかった頃の千恵のブログ。
「食べる」と「出す」の間にある「噛む」ことが、いかに重要であるかにも気付かされる。
便秘に苦しんでいる人はぜひ、読んでいただきたい。
便意で目が覚める(2007年5月2日)
なんちゅータイトルでしょうか(笑)
でも、今朝は6時に便意で目が覚めました。
ここ数カ月、ずっとこんな感じです。すこぶる快調。
日に2度出ることも多々あり。
腸のトラブルは、ないはず。
10年前はひどい時は1、2週間近くも出ないこともざらで、ずっと便秘で苦んでいた私が、です。漢方飲まずとも、こー○っ○飲まずとも、朝から水を大量に飲まずとも、コーヒー飲まずとも、むくっと起きたら自然に出ます。
しかも、素晴らしいブツが。
できたら、お見せしたいくらいです。
自粛しますけど。
がんに効く食べ物があると科学的に証明する人としない人がいます。
私はそれに関する専門家ではないので、ここで書くことはできません。
でも、便秘に関しては確実に食べ物が関わっていると言えます。
実体験にもとづく発言です。
昨日の夕飯、
繊維ばっかりです。おまけに、一口50回を目安に、よく噛んでいただきます。
玄米に変えてから、最初の変化はこれでした。
今までに味わったことのない爽快感を味わうことができるのは、確実に玄米と野菜のおかげです。
昔、「練る練る練ーるね」というお菓子のCMがありましたが、今の私は「出る出る出ーるね」です。丸一日出なかったら一大事。
長時間これらの有害物質をため込んでおくと、大腸がんなどの心配が出てきます。
西洋人に大腸がんが多かったのは、それが原因だと言われています。
日本も戦後急速に肉食と食の洋風化が進み、それに比例するように大腸がんも他のがんも、うなぎ上りに増加してきました。
だから、繊維が大事なのです。
でも、日本の栄養学の大家である故川島四郎先生は、本の中でこう書かれています。
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ヌカの中にはリンが多いんです。消化するとリン酸がたくさんできる。玄米は、酸性食品というわけです。ですから、玄米食の時は、アルカリ性食品である野菜をたっぷり食べてバランスをとらなくてはいけません。玄米食べて、肉を食っていたら、酸性過多になります。玄米の効果が帳消しになってしまいますからね。かつて玄米食を提唱されたのは東大の二木謙三先生でしたが、二木先生は、玄米を食べる時は必ず野菜もいっしょにたくさん食べねばならぬ、とおっしゃっていました。
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「食べ物さん、ありがとう」(朝日文庫)より抜粋。
川島先生は、こう続けます。
野菜を食べるなら、葉緑素の多い季節の青い野菜(小松菜、ほうれん草、春菊、菜の花、モロヘイヤ、ツルムラサキなど)をゆでて食べるのがよろしい、と。ミネラル、カルシウム、鉄分も補給してくれます。青い野菜は、血液の元。
玄米菜食には、ちゃんと意味があったのですね。
昔の人の知恵は、大事にしなければ。
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追記
この5冊を読めば、僕の講演を聴く必要はありません。