はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道で幸せな気分に浸る

みんなおおらか 誰かが一声かけると全員集合する。 僕の講演を通じて出会い、親しくなった北海道の仲間たち。 行政、農家、マスコミ、管理栄養士、主婦・・・・。 最初は、みんな顔見知りではなかった。 それぞれが、講演会を企画して、講演を聴きに来た人が…

いつかやりたい「パクチー会」

フォー作りに初挑戦 近所にベトナム料理店がある。 いつも必ずいただくのが鶏肉のフォー。 店主に注文すると、別皿に山盛りのパクチーを出してくれる。 最初はパクチーのにおいが苦手だったが、今は週に一度は食べたくなるほど。 個性あふれる味わいがクセに…

妻亡き後、力を与えてくれた娘の手作り弁当

持ちつ持たれつ16年 娘が久しぶりに弁当を作ってくれた。 幼い頃、娘は毎朝5時に起きて台所に立った。 僕の弁当を作るときは、自分の好きなキャラクターのピックを必ず使った。 栄養よりも華やかさ重視の弁当だった。 2008年夏、妻を亡くして茫然自失だった…

疲れた夜はコスパ最高な飲食店で

娘と2人の出張帰りに 11月は、娘と2人の出張講演が続く。早朝に家を出て、帰宅はいつも遅い時間。大分県豊後高田市での仕事を終えた夜、台所に立つ気力が残ってなかったので、自宅近くの餃子専門店で夕食を済ませることにした。 鶏の唐揚げ、炒飯、中華そば…

わが家に届く娘の彼氏宛ての荷物

「届ける人」への配慮も 最近、わが家に娘の彼氏宛ての荷物が頻繁に届く。 「こちらで間違いないでしょうか」 宅配業者の人が不安そうに尋ねる。 世帯主と受取人の苗字が違うので、彼らが戸惑うのも無理はない。 ほとんどがネットショッピングで購入した雑貨…

娘にバトンを渡す時がきた

情熱の向く方に進め 毎年11月は、全国各地を飛び回る。 昨日は、娘と2人で大分県豊後高田市の真玉中を訪れた。 1部は親子を対象に「食べることは生きること」と題して講演、2部は生徒たちを対象にした「はなちゃんのみそ汁教室」。最近、食育がテーマの講演…

ひと手間かけてワンランク上の即席ラーメン

決め手は花椒 新商品にはすぐ飛びついてしまう。 「ごま香る担々風サッポロ一番みそラーメン」。 購入の決め手は「花椒」が入っていたこと。 中国語で「ホアジャオ」、日本語では「かしょう」と読む。 中国原産のスパイスで、柑橘系のさわやかな香りとピリリ…

人を幸せにする霜降り和牛

幸せホルモン 牛肉は人を幸せにする。 肉を見つめながら笑顔。 焼いている間、笑顔。 食べても笑顔。 若い頃のように、もう、たくさん食べることはできないが、娘たちが食べている姿を見ているだけでも幸せな気持ちになる。 実際、舌の上でとろけるような牛…

トラブルの原因は娘の彼氏の不注意だった

洗濯前にはポケットの中の確認を 今日は忙しい。 午後から講演なので、午前中に家事とデスクワークを終わらせなければならない。 メールチェックをした後、掃除、洗濯、朝ごはん。 途中までは、順調だった。 洗濯物をカゴに入れ、干そうとしたら、 洗ったば…

娘の彼氏が撮影した娘のポートレート

モデルのような自然体 なぜ、この子たちは、こんなに写真撮影がうまいのか。 撮る方も、撮られる方も。 娘はモデルのような自然体。 カメラ目線の写真はひとつもない。 僕らが若い頃、こんなポーズはできなかった。 カメラを向けられると、いつも、直立不動…

娘が撮影した写真を見て感じたこと

幼い頃から慣れ親しむ あれは10年前、娘が小学6年の夏だった。 韓国にホームステイをすることになったので、カメラを買ってあげた。 フジフィルムのコンデジ。 娘はカメラのデザインが気に入って、今も大切に使ってくれている。 先日、彼氏と大濠公園に出か…

亡き妻が遺してくれたもの

21回目のみそ開き 2004年の夏、家族3人で、みそを仕込んだ。 このとき、妻は29歳。左肺にがん転移。 娘は1歳半だった。 あれから20年。毎年、みそを仕込み続けた。 21回目の今年は、娘の彼氏、ねすたにみそがめを開けてもらった。 約4カ月間、自宅で発酵させ…

バーベキューの楽しみ方

締めはウクレレ バーベキューをしていて、肉に飽きてきたら、サツマイモを焼く。 アルミホイルで包んだサツマイモを炭火の中に突っ込む。 40〜50分ほどで、ホクホクの焼き芋が出来上がる。バターをのせ、塩を振り、オリーブオイルをひとまわしかけていただく…

娘の彼氏に学ぶ謝罪の極意

下手な言い訳をしないこと 行ってきまーす。 じゃあ、気をつけてね。 朝、娘の彼氏ねすたを玄関で見送った後、キッチンに戻り、冷蔵庫を開けた。 そこに弁当があった。 そういえば、先に外出した娘が、早起きして、ねすたの弁当を作っていた。 あいつ、やら…

無言で朝食を作って食べるだけの動画公開

パパはYouTuber 午前5時半に起きて、仕事をやっていると1時間ほどで腹が減ってくる。娘はまだ夢の中。だから、朝食はいつもひとり台所でいただく。本来、寂しがり屋だが、なぜか寂しくない。バルコニーで羽を休める鳥の声。なんだか、ひとりが心地よくなって…

娘の彼氏は甘党

父と娘は辛党 娘の彼氏、ねすたは甘い食べ物が好き。 パパと娘は、どちらかというと、酒のつまみ系が好き。 甘い物は、ほとんど口にしない。 だから、いただきものの甘い菓子は、ほとんど、ねすたの胃袋に入る。 誰も取ったりしないのに、箱に菓子をキープし…

子どもには「失敗する権利」がある

独立宣言弁当 中学校で講演した後、生徒から謝辞をいただく。先日、福岡県篠栗町の篠栗中であった講演会では、同中3年の井上奈都美さんが、生徒を代表してマイクを持った。 この日の演題は「食べることは生きること」。 僕は、香川県の小学校で始まった食育…

娘の講演を初めて聴いて感じたこと

母が私に遺してくれたもの 開始前、僕の方が緊張していたかもしれない。 娘が初めて食育講演会の講師を務めた。 演題は「母が私に遺してくれたもの」。 亡き母に教わったみそ汁を茫然自失だった父親に作ったこと。 そのとき、父の笑顔を見て喜びを感じたこと…

花を愛でる心を持つ娘の彼氏

優しさがにじむ 「宇美町教育の日」の研究大会で講師を務めた。お礼に花束をいただいた。その花束を一旦、自宅に持ち帰って、町長や来賓、学校関係者らが集うレセプションに参加。 夜遅く、帰宅すると・・・・。 ガラスの花瓶に生けられていた。 娘だろうか…

大けがをした娘の彼氏

立冬に入り、暦の上では冬になる。そろそろ鍋の季節だ。 胃袋は元気 娘の彼氏ねすたは、週に7日、わが家でご飯を食べる。 ねすたの好きなもつ鍋の準備をしながら、娘に尋ねた。 「今夜、何時頃に来る予定?」 「来ないよ。きょう入院した」 娘によると、サッ…

娘が作ってくれた簡単で超絶うまい創作うどん

釜バターうどん 夜遅く、娘が四国一周の旅から帰ってきた。その翌朝、「パパにどうしても食べてほしい」。そう言って、ある料理を作ってくれた。 「手打十段 うどんバカ一代」(香川県高松市)の看板メニュー「釜バターうどん」。 釜バターうどんの作り方 ①…

娘の彼氏の母親に初めて会う

今年一番のサプライズ 講演を終えて、お手洗いに向かう途中だった。目を真っ赤に腫らした女性が、突然、目の前に現れた。 「ねすたの母です。いつも息子がお世話になっています」 娘の彼氏の母親が、大分市であった講演を聴きに来てくれていたのだ。 知らな…

妻を乳がんで亡くした清水健さんから受け取った言葉

何があっても大丈夫。なぜならば・・・ 元読売テレビアナウンサーの清水健さんと大分市で対談した。 彼も僕と同じく妻を乳がんで亡くしたシングルファーザー。 対談を終えて、大分駅に向かうタクシーの中で、お互いの近況と今後を語り合った。 わが家の娘は…

娘の彼氏の下着

洗濯物を干しながら思う 「パパ、家に人が来たときは、リビングに洗濯物を置きっぱなしにしないようにね」 娘はそう言い残して、彼氏のねすたと出発した。 2人が出かけた後、いつもの家事に取り掛かる。 ママの遺影に手を合わせて、朝食、掃除、洗濯・・・。…