どんなに小さな心配事でも
妻は体に異常を感じても、僕に報告しないことが多くなった。
心配させたくなかったのだろうが、
「しまった」と思ったときには手遅れになることだってある。
骨と肝臓に転移が見つかった時もそうだった。
「肝臓の辺りを手で触ったら、大きくなっているような気がしていた」
彼女が僕にそう伝えた時は、異常を感じて、すでに数週間が過ぎていた。
娘も、そんなところが妻に似ている。
病に限らず、どんなに小さな心配事でも共有できる関係でいたい。
僕たちは家族だから。
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遠方から親しい家族が遊びに訪れ、「博多の名物料理を一緒に食べたい。どこかに連れてって」とリクエストされるときの対応に困ることがあった。千恵は元気そうに見えても、抗がん剤治療中。外に出て、厄介なウイルスなどに感染すると命とりになる。生ものも要注意だった。コロナ禍の今と違って、事情を話しても、「せっかく遠くから会いに来たのに」と残念そうな顔をされる。それが善意だから、なお、付き合い方が難しかった。
一人留守番(2007年8月11日)
今朝起きたら、なぜか、鼻血がダーダー出ました。
骨髄抑制の始まりでしょうね。
なかなか、血が止まりません。
しばらく、ティッシュを鼻に詰めて、対処終了。
来客が所望している昼のラーメンは、旦那とムスメに任せました。
さすがに、治療の2日目に炎天下をうろうろ+こてこてラーメンは厳しかろうと、自宅で養生することに。
今やっているナベルビンという抗がん剤の主な副作用は、骨髄抑制はもちろんですが、第一は血管炎というもので、打った箇所や腕が腫れたり血管が痛んだりするのですが、今のところ血管の大きな痛みはなく、ほっとしているところです。
食欲もいつもよりは落ち気味ですが、食べられるうちに、しっかり食べるようにしています。
体重、さらに2キロ減。
体は軽くなった気がしています。
家に残されたのは、
ムスメが飼っている馬たちと(ムスメ撮影)。
かぶお夫妻と。
この人たちと。
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