はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

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娘に大切な出会いと気づきを与えてくれた鉄板焼きの店

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屋台のような雰囲気

親子で行きつけの鉄板焼きの店がある。

「広島お好み焼き」が一番人気の店「童童(ワラべ)」。店主の遠藤祐司さんの人懐っこい笑顔と彼が作る鉄板焼き料理のファンは多く、店内はいつも満席だ。

 

先日、そのワラべで、娘が大学の友人と一緒に食事をした。

遠方の友人が福岡を訪ねて来ると、僕はワラべでもてなす頻度が高い。娘もワラべの魅力を大切な友人に味わってほしかったのだろう。

 

店内では、鉄板を囲んで客が座る。

遠藤さんは、立ちっぱなしで接客しながら料理を作る。初めて出会った客同士が意気投合し、仲良くなる。ここは、屋台のような雰囲気なのだ。

お好み焼きを作る遠藤さん。今年の妻の追悼コンサートには店を休んで駆けつけてくれた

帰宅した娘が、「隣に座っていた人がパパの知り合いだったよ」と打ち明けた。詳しく聞くと、以前、仕事で付き合いのあった酒蔵経営者で杜氏も兼ねる男性のことだった。「おごってもらった」と言うので、男性にお礼のメールを送った。即座に「お釣りを彼女たちに置いていった程度だから、お気になさらず」と返信があった。

 

1980年代、福岡県内で先駆けて純米化にシフトした酒造りに取り組み始めた男性。大変な苦労があった、と耳にしたことがある。だからこそ、彼は未来を担う若者に出会うと支援をしたくなるのかもしれない。

 

その後、ワラべの遠藤さんにも詳細を尋ねた。酒蔵の男性だけなく、別のお客さんも会計時に「残りは彼女たちに」と釣り銭を置いていったため、「お代は頂戴しなくてもよくなりました」と返事があった。

 

大学生生活を楽しむためには、自由に使えるお金も必要だ。そのために娘は今、学業の傍ら、アルバイトを頑張っている。お金を稼ぐ苦労を知った娘たちは、その夜の出来事を忘れることはないだろう。

 

常々、娘に伝えていたことは「自分がしてもらってうれしかったことを、してあげられる人になれ」。年齢を重ねて、いつか、どこかで出会う若者たちに同じことをしてほしい。

 

そんな出会いと気づきの場を娘たちに与えてくれた遠藤さんにも感謝しかない。

 

 

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