幸せの連鎖
相変わらず、「プータローのプーさん」だが、ここ数日は忙しい日々が続いている。
亡き妻千恵の遺品整理、ロックミュージシャンたちのライブ撮影、そして昨日は長野県上田市で、僕がプロデューサーを務めたドキュメンタリー映画「いただきます みそをつくるこどもたち」の上映に加え、歯科医の鈴木公子先生と初めてのダブル講演だった。
で、上映会と公子先生との講演は無事に終わり、夜は主催者(上田情報ビジネス専門学校)の皆さんとの打ち上げも楽しませていただいた。軽井沢のクラフトビールと締めのそばが抜群にうまかった。今は、その翌朝の28日午前6時。ホテルでブログを書いている。
昨日、うれしいことがあった。
福岡空港から出発する飛行機の時間は午前8時。前日の撮影の疲れもあり、フライトに間に合うギリギリの時間まで寝ていた。
目覚めて驚いた。
娘が朝食を用意してくれていたのだ。
自分自身も夜のアルバイトで疲れているはずなのに。
おにぎりは空港で食べた。中には鮭が入っていた。
チョコは講演前の緊張を解きほぐしてくれた。
手紙とおにぎりとチョコレート。
それだけで、娘の気持ちが十分に伝わってきた。
おにぎりを頬張りながら、仕事に家事に子育てに忙殺された日々を思い出した。
毎朝、娘に弁当を作った。反抗期の時も受験前も。
自分がしてもらってうれしかったことを誰かにしてあげる。
幸せの連鎖だ。
口では娘に言ったことがなかったが、そんな大人になってほしかった。
すべてが報われたような気がした。
そんな娘も19歳。来年2月に20歳になる。
今はおしゃれさんだが、幼い頃の髪型は「ちびまる子ちゃん」だった。
母親、千恵の好みである。
髪型と食べ物の選択は、娘に有無を言わせない千恵だった。
以下、本日紹介する千恵のブログ。
カリスマ美容師とは千恵の弟。
千恵の威圧感が伝わってくる。
カリスマ美容師と教会(2007年5月14日)
墓参りを済ませた後は、毎回恒例の、カリスマ美容師のところへ行きます。
もちろん、髪がない 私ではなく、ムスメが、です。
「ちびまる子ちゃんにしてくださいっ」とムスメ。
よしよし、教育がいき届いていてよかった。
「シンンデレラかジャスミンかベルかアリエルになりたい」などと、たわごとを言っていたので、教育し直したところでした。私は、子どもの「まる子ちゃんカット」が大好き。子どもの時期しかできないですし。これから、汗ぶるぶるかく季節。汗疹予防のためにも、自分で結べるようになるまでは、短いのが一番です。
30分後には、見事なぱっつんです。
あー、かわいい。
それから、日曜日には、教会へ行きました。
全くイメージできないかもしれませんが、わたしは、立派な?
カトリック信者です。
びっくりした?
でも、とっても不真面目なので、隠れキリシタンと呼ばれています(笑)
長崎は、歴史を学べばわかるようにカトリック信者が70パーセントくらいを占めるのではないかというくらい、信者が多い街。街を歩けばシスターとぶつかり、東京のコンビニ並みに教会があり、お墓の墓石にも戒名ではなく、マリアとかヨゼフとか洗礼名が彫ってあります。
ミサを無事に終えたのですが・・・。
気になったことが、ひとつだけありました。
大きな声では言えませんが、
全体的に、聖歌の音程が、下がっている。
すでに聖歌隊がオルガンより少し低い。
聖歌隊が低いので、それにつられて一般の信者さんたちも、ずり下がってしまい・・・。
結果、どの聖歌も、半音低い。
これは、一大事です。
わたくし、信号の音や電車の発車ベルや、ワインの乾杯音まで音階に聞こえてしまうような絶対音感は持ち合わせていませんが。
音程がぶら下がっているのとずり上がっているのには、やはり、敏感に反応してしまいます。
これは、小さい頃から培われた、悲しい性。
私ひとりでオルガンの音に合わせて歌ったところで、半音下がった人たちの声にかき消されてしまいました。
元聖歌隊(もう、十何年も前の話)としては、
「天使にラブ・ソングを‥」シリーズのウーピー・ゴールドバーグにでもなって、シャキシャキ指導したいところでしたが。
今の私には、体力の限界が。
解決策は、結局思い浮かびませんでした。
墓参りのたびに訪れる教会でもあります。
神様、今後の教会と聖歌隊に、幸多きことを祈っております。
アーメン。