幸せならば、それで良い
娘と自宅で食事をする機会が減った。
同居しているのだが、お互いの時間が合わない。
娘は20歳。もう大人だ。
すれ違いは当たり前。
娘には、娘の人生がある。
講演後、書籍を販売していると、来場者の女性から尋ねられた。
「はなちゃんは、どうされていますか?」
「元気ですよ。今、大学2年生です」と答えると、その女性は涙ぐんでいた。
僕は2008年にも玖珠町で講演会をやった。
2008年といえば、妻を亡くした年だ。
あまり覚えてないが、そのときも同じホールだったそうである。
娘も同伴だった、と主催者の人が教えてくれた。
当時の娘は5歳。
僕がいつもそばにいなければ生きていけなかった年齢。
僕の顔しか見てなかった。
日本全国、娘と一緒に旅をした。
大変だったが、楽しかった。
誰もが通る道だろうが、10代の娘は、感情の浮き沈みが激しかった。
いじめ、不登校、受験、ほとんど口もきかなかった反抗期を経て、今年20歳になった。
今、娘は充実した大学生活を送っている。
素敵な恋もしているようだ。
幸せならば、それで良い。
以前のように食卓を囲めなくなっても、
パパとママのことを、時々思い出してくれたら、それで良い。
以下、妻のブログ。
恋愛をする年齢になった娘へ。
ママが伝えておきたかったこと。
デートDVってなんじゃらほい?(2008年2月21日)
昨日は、限りなく幸せな時間を過ごしていました。
私が、最初の手術と治療で歌えなくなってうつうつしていた時期に、
最初に私をひっぱりあげてくれた彼女たち。
そんな彼女たちと一緒に舞台に立つことができて、本当に幸せでした。
ありがとうね、なっちんとYuさん♪
亀並みですが、のんびりゆっくり、がんばります。
あまりに浮き足立っていたため、カメラも録音機器も全て忘れてしまい、記録は残しませんでしたが、この日の幸福感は私のココロにしっかりきざんでおきます。
さて。
興奮冷めやらぬ中、本日は内田美智子先生の応援隊。
内田先生の講演を聞いていますと、この言葉がよく登場します。
下の画面をクリック↓
DVって、夫婦間のことだけじゃなくて、10代、20代のカップルにも多発しているという現状を知り、愕然とします。
特に気になるのが、携帯電話による束縛。
メールの返信を1日でも怠ると、クラス中から無視されたり、いじめられたり。
彼氏、彼女から叱られたり、言葉の暴力を受けたり、殴られたり。
最近の若者は、枕元に携帯がないと眠れない。
風呂場の脱衣所まで携帯を持参しないと、友達や彼氏、彼女から叱られる・・・
等々(詳しくは、内田先生の講演会で^^)。
今日1日、自宅に携帯を忘れ、携帯不携帯の私。
途中、どうしても連絡を取りたい人がいたので、数カ月ぶり、いや、数年ぶりに公衆電話を利用しました。10円玉で。
私が今高校生だったら、確実にいじめの対象になっとるかもしれません。
いや、対象になるまでもなく、無視されとるかな・・・。
しかも・・・。
メールの返信におきましては・・・。
1日2日寝かせるのは、序の口。
1カ月以上も経ってから、ふと思い出したりなんかして。
1カ月以上も経ってから、ふと思い出したりなんかして。
「あのメールに返信したっけ???」
1カ月以上も熟成されたメール・・・。
私はどうなってしまうのでしょうか。
携帯を持っている人々から、忘れ去られてしまうのでしょうか。
まあ、それはそれで、いいか~。
携帯を持っていなくても、付き合ってくれる人とお付き合いすることにしましょう。
携帯は便利だけれども、出来る限り、子どもには持たせたくないアイテムのひとつです。
ムスメが、被害者にも加害者にもならないように守ってあげたいものです。
しかし、いつの日か、ムスメから、
「みーんな持っとーとよ!わたしには持つなって言って、おかーさんだけずる~い」
とか、言われる日が来るのでしょうか。
もし、そう言われたら、
「あっそう。じゃあ、かーさんも携帯持たないことにしようっと♪」と返せたらいいな。
どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。