はなちゃんのみそ汁 番外篇

亡き妻のブログ「早寝早起き玄米生活」アーカイブから

                                               仕事の依頼・問い合わせ                                      

子育て

料理に目覚めた娘の彼氏

してほしいことをしてみせる 娘の彼氏ねすたが、料理に目覚めた。 以前は、ご飯を鍋で炊いて大失敗するなど料理を苦手としていたが、 オムライスを完成させるほどに腕を上げた。 娘の影響か。いや違う。 毎日、パパの手料理を食べているから、台所に立ち始め…

出会うべくして出会った人

報われる日がくることを信じて 清水健さん、忙しい中、時間をつくってくれてありがとう。 ライブ配信楽しかった。 焼き鳥も、めちゃくちゃうまかったよ。 仕事、子育て、家事、PTA・・・。 清水さんは、今が踏ん張りどきかもしれんね。 必ず報われる日がくる…

フリーアナウンサー清水健さんとライブ配信

会いたい人リスト 京都の旅2日目は、大阪まで足を延ばした。 会いに行った人は、フリーアナウンサーの清水健さん。 大阪の人なら誰もが知っている元読売テレビアナウンサー。 彼も僕と同じように妻をがんで亡くし、今は8歳の男の子を育てるシングルファーザ…

はなちゃんはバリスタ

子どもを台所から遠ざけるのはもったいない 「はなcafeで、食後のコーヒーはいかがですか?」 「いいですね。濃いめのホットをお願いします」 「かしこまりました」 娘が10歳のころ、いつも朝食後にコーヒーを入れてくれた。 こんなやりとりが懐かしい。 台…

聞かれてもないのに自分をさらけ出す

何かをしながら語り合う お盆は、娘と一緒に福岡県宮若市の実家に帰省した。 実家に一泊して、15日午前は妻の墓参りに行った。 県央の宮若から妻が眠る糸島まで、車で約1時間10分。 助手席の娘とは、互いに心地よく充実した時間を持つことができた。 2023年8…

きっかけは、映画「ビリギャル」

誰に似たのか勉強家 「漫画始めたよ〜」なんて言って、盛り上がっているパパをよそ目に、 娘は将来に向けて、しっかり勉強中。 ameblo.jp 今日は、台風の接近に伴い、大学での「HACCP(ハサップ)」研修は自宅でオンラインとなった。 「弁当を作らなくていい…

娘、人生の岐路に立つ

ママの本 就職活動にまもなく突入する娘。 一緒に暮らしていて、今はいろいろと、 いっぱいいっぱいであることが、よくわかる。 昨日、娘の部屋で娘と30分ほど話をした。 大学のこと、友人関係のこと、そして、将来のこと。 娘は、今抱えている不安を吐露し…

はなの心が大人になるまで

あのときの風景、あのときの味 娘が反抗期だった5年ほど前。 親子で会話のない日々が長く続いた。 職場での立場、体調面なども含め、正直、しんどかった。 そんな中、娘が「父の日」に靴下をプレゼントしてくれた。 添えられた手紙には「はなの心が大人にな…

食べてくれる人が、そばにいてくれる幸せ

娘の弁当 「きょうも、よろしくね」 2日連続で、娘から弁当のリクエスト。 ついでに自分の弁当も作った。 もし、僕が死別の独り暮らしだったら、 食べることも、いい加減になっただろうなあ。 食べてくれる人が、そばにいてくれる幸せ。 ゆで卵に少しの塩。…

ぼろぼろになった絵本だけど

まだ見ぬ孫に 娘は絵本が大好きだった。 妻が他界した後も、毎晩、毎晩、読み聞かせ。 僕が読み終わると、必ず「もう一回」とリクエスト。 夜は、へとへとだったから。 こっちが寝落ちしてしまうことは、しょっちゅう。 中でも、娘が好きだった絵本は、谷川…

もう、いいよね

親友の訪問とパパからのプレゼント ここ最近、元気がない娘。 そんなときに最高の友人が訪ねてきてくれた。 はなの高校時代の友人、しおりちゃん。 娘の表情が一気に和らいだ。 彼女には、いつも助けてもらっている。 感謝しかない。 しおりちゃん(左)と娘…

妻が娘を産んで気づいたこと

胸が締め付けられたメッセージ 最近、娘の日常では、さまざまな悩ましい問題が起きているようだ。 朝の表情を見ていれば、パパは分かる。 生きていれば、いろいろある。 楽しいことよりも、つらいことのほうが、多いかもしれない。 何があったのか聞きたいと…

「魔女の宅急便」を見た後の娘の行動

パパの力で解決できないときは・・・ きょう、元気がない娘。 食欲もなさそうで、とても心配。 何かあったの? と、聞いても答えてくれない。 パパが、どんなに頑張っても解決するような問題ではないらしい。 そんなときは、ママのブログ。 これを読んで、元…

幼い娘は死の意味を理解していたのか

郡山サロン 菊池医院(福島県郡山市)での講演は、持ち時間を20分もオーバーしてしまった。 講師としては失格。 だが、食い入るようにスクリーンを見つめ、一言も聞き逃すまいとする聴講者の姿勢が、僕をそうさせた。 最後に1人の女性から質問をいただいた。…

子どもの心のケアに取り組む小児科医

郡山市の菊池信太郎先生 ここは、福島県郡山市。 福岡から東京経由で東北新幹線に乗り、今、ホテルに到着。 今から、知り合いが院長をする病院で講演なのだ。 ※写真と文は関係ありません。 持ってきたのはパソコンと飲みかけのウイスキー ※講演前は飲んでま…

弁当好きは、母親譲り

いつの間にやら、家事歴15年 「パパ、きょうは弁当2つ、よろしくね」 今朝は、ねすたの弁当も作った。 自分の分も含め、合計3つ。 あり合わせのものばかりだけど、卵焼きを作れば、なんとかなるところが素晴らしい。 残りのおかずは朝ごはんに。 朝の弁当作…

いつか娘が独り立ちしたときのために

許しておくれ 妻は娘に厳しかった。 お金の無駄遣いはさせなかったし、食べ物も厳選した。 パパと一緒にいたら、娘は遊具に乗り放題、飴もアイスも食べ放題。 妻の口癖は「信ちゃんばっかり、ずるい」。 バランス、バランス。 許しておくれ。 2007年3月9日 2…

娘が闘病中の妻に伝えた一言

「おっぱい、ちょきん」ってならないように しっかり食べて、しっかり寝て、いっぱい笑うこと。 体温が低くなったら要注意。 「おっぱい、ちょきん」ってならないように、ママとの約束、忘れないでね。 昨日、娘が「髪切ったよ〜」と送ってきてくれた写真。 …

今夜は胃を休ませる

ピザと貝汁 中学の3年間、学校嫌いだった娘は、高校時代の親友に助けられた。 そのおかげで今がある。 パパがよく知っている娘の親友は4人。 そのうちの1人、ゆなちゃんが昨日、泊まりに来た。 料理を作る余裕がなく、夕食はウーバーイーツでピザを配達して…

妻が娘に遺してくれたもの

繊細な味覚 3歳までに培われた味覚が、人の一生の味覚傾向を左右すると言われている。 妻は、それが分かっていたのだろう。 娘が幼いころの食事には、気をつかっていた。 ケチャップやマヨネーズは素材本来の味を隠してしまうので封印。 茹でただけの野菜や…

ココロはどこかに飛んでいる

まるで、ドリフのコント 幼い頃の娘は、笑い話に事欠かない。 高取保育園(福岡市早良区)の参観日。 保育士さんの質問に、みんなが手を挙げていると、周囲につられて娘も手を挙げ、 指名されると「わかりません」。 後ろで、妻がずっこける。 ドリフのコン…

してほしいことを、してやれる人になれ

「してあげるだけが子育てじゃない」と気づく大人たち 新潟3日目の朝を迎えた。 2泊もさせていただき、なんとも贅沢。 新潟の米はうまかった(2023年4月20日) 昨日は、JA新潟県女性組織協議会の通常総会で講演。 がん闘病中の妻が幼い娘にみそ汁作りを教え…

ビキニの妻

遺伝子を受け継ぐ 以前、勤めていた会社の先輩から、「あの資料は、どげんなっとーとや」と尋ねられ。 失念したまま15年。 今朝、段ボール箱をひっくり返し、資料を探していたら、 亡き妻千恵の幼少期の写真が出てきた。 5歳ぐらいだろうか。はなにそっくり…

夫をがんで亡くした元小学校教諭のその後

食育活動の担い手に 10年ほど前、僕が福津市津屋崎で主催していた「海のイスキア」。 死別の悲しみを抱えた人たちが集う癒しの場だ。※現在は活動休止中。 そこに、夫をがんで亡くした女性が訪れた。 今も付き合いが続く大分県の元小学校教諭のNさん。 Nさん…

父娘の性格は対極

僕チャラめがね♪ 夕食時、娘は充実した表情でこう言った。 「ねえ、パパ。大学3年は、すごく良いスタートが切れたよ」 本来は親として喜ぶべきなのに、そのとき僕は“反省猿”になった。 富山からの来客、モリモトさんと過ごした先週金曜の夜は、娘も一緒だっ…

甘々と稲妻

妻だったらどうするか 千恵は5歳の娘に厳しかった。 わがままを言うと、稲妻が走り、雷が落ちるかのように叱った。 僕が甘々だったので、いつも「ずるい」と言われた。 千恵が他界し、娘が小学3年生ぐらいの頃だっただろうか。 娘が食卓でポツリとつぶやいた…

自分の力で勝ち取った賞

ベスト従業員賞 夕方、吉報が届いた。 娘がアルバイト先の衣料品販売店で表彰された。 お客様アンケートで、丁寧でやわらかい接客対応を評価されての「月間ベスト従業員賞」。 これまでも、福祉団体の表彰を受けたり、「かつお節大使」に任命されたりしてき…

じいじ、ありがとう

ピカピカの1年生 一昨年から、春になると妻の部屋を片付けるようになった。 段ボール箱の中から、実家で撮影した小学校入学時の娘の写真が出てきた。 じいじ、ありがとう。 2009年4月 2009年4月 2009年4月 どちらさまも、下のボタンをうっかりクリック。 に…

春が来ると、いつも思う

ピンクのランドセル あと、ちょっとだった。 もう少し生きていれば、家族で入学を喜び合えたのに。 ピンクのランドセルを背負った娘の姿を見られたのに。 本人は、娘と一緒に入学式に参加するつもりだったはず。 当たり前に思いがちなことでも、ふっと消えて…

苦いハンバーグを成長の糧に・・・

ヒントをもらい「その後」を追う ドキュメンタリー映画「弁当の日」の撮影が大詰めを迎えた2020年3月26日、僕は大分県佐伯市の健康福祉総合センターでカメラを回していた。 当時、佐伯市役所に勤めていた柴田真佑さんらが主催する「巣立つ君たちへの自炊塾」…